上海市民、「鍋叩いて」長期封鎖に抗議

2022/05/02
更新: 2022/05/02

都市封鎖が長期化する中国上海市では、市民は自宅のベランダから鍋を叩いたり、大声で叫んだりして食料不足と外出禁止に抗議した。

SNS上に投稿された動画によると、4月28日夜、複数の団地で市民らが「鍋を叩いて物資を求める音楽フェスタ」運動を発起した。

市民は参加を呼び掛けるために、事前にポスターを作成しネット上に掲載した。運動に参加した市民は、自宅のベランダで鍋やフライパンを叩き、「物資が必要だ」「自由を返して」などと叫んで、当局の厳しい封鎖措置に怒りをあらわにした。

女性市民の張さんが大紀元に提供したポスターによると、静安区、宝山区、長寧区、浦東新区、閘北区などの住民が運動に参加した。

2022年4月28日、上海市の複数の団地の住民は都市封鎖に抗議するために「鍋を叩く音楽フェスタ」を開催した。写真はフェスタの関連ポスター(上海市民が提供)

SNS微博(ウェイボー)では現在、関連動画と写真は削除されている。

上海市は4月1日に市全域で都市封鎖を実施してから、今月1日で5週目に突入した。
 

張哲
張哲
関連特集: 中国