上海在住の韓国人男性、自宅で遺体発見 封鎖1カ月続く

2022/05/06
更新: 2022/05/06

上海コリアンタウン付近の閔行区のマンションで3日、40代の韓国人男性が死亡しているのが発見された。死後数日が経っているとみられ、男性の死因などは明らかになっていない。

男性は地域の中共ウイルス(新型コロナ)のPCR検査に参加しなかったため、マンション管理人が自宅を訪ねたところ、死亡しているのを発見したという。

駐上海韓国総領事館は同日、中国側に原因究明を求めた。

「朝鮮日報」5日付によると、男性は大手流通企業の社員で一人暮らしだったという。男性の住むマンションは先月から封鎖されていた。

仏国営放送「RFI」4日付は、上海在住のサムスングループの元幹部である柳在閏氏の話として、男性は「以前から心臓に持病を抱えていた」と伝えた。

柳氏は、持病があるにしても「封鎖がなければ、彼は死ぬことはなかったかもしれない」と話した。

1カ月以上にわたるロックダウンで、必要な医療が受けられず死亡した人が相次いだ。4月20日、突然、腹痛に襲われたバイオリニストの陳順平さんは、すべての病院に断られ、飛び降り自殺した。

(翻訳編集・李凌)