安倍元首相銃撃事件 容疑者は知らない人物 犯行ほのめかす脅し等もなかった=自民党奈良県連会見

2022/07/08
更新: 2022/07/12

安倍晋三元首相が8日、応援演説中に銃撃された事件を受けて、奈良県の自民党県連は奈良市内で会見を開いた。県連副会長の堀井巌・参議院議員は、逮捕された奈良市の山上徹也容疑者を、かねて認知している人物ではないと述べた。また、当日までに犯行を仄めかすような通知等も確認していないという。

堀井氏によると、安倍氏の演説は前日の7日に決まり、夕方にはSNSや支援者向けに告知をした。

演説は11時29分ごろに始まった。銃撃は始まって数分の31分ごろ。「暴漢が安倍氏を背後から撃った」という。「民主主義を根底から揺るがすものであり決して許されない行為だ。安倍氏の心からの回復を祈っている」と述べた。

安倍氏のすぐそばに立っていたという堀井氏によると、「演説されているときに突然、大きな音が2回鳴った。その後安倍元総理が倒れられた」。倒れたのち、救護関係者が対処にあたったという。「安倍元総理のご回復をただひたすら祈っている」と話した。

警備について、当日は十数人が警護に当たっていた。安倍氏は当時、道路側を背景にして歩道側に向けて聴衆に演説をしていた。

選挙の影響について問われると「それ以前に、このようなテロ行為は民主主義を脅かす暴挙であり、決して許されるものではないと考える」と述べた。

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。
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