[ベルリン 15日 ロイター] – ドイツのハイル労働社会相は、ウクライナからドイツへの避難民対応に必要な財政支出をカバーするため、今年さらに24億ユーロ(24億ドル)を確保すると明らかにした。ドイツのメディアグループRNDが発言を伝えた。
同相によると、ウクライナからドイツへの避難を希望している人はこれまでに80万人前後で、その30%が14歳未満となっている。
労働社会省は先月、ウクライナからの避難民が求職を申請しているため失業率が上昇したと報告した。
ハイル氏は、これまでにウクライナ人36万人がドイツの社会福祉制度に登録し、このうち26万人が雇用可能な求職者と説明。「今はこの人々の就業が課題」と述べた。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は14日、ロシアによる侵攻以来ウクライナ国外に逃れた避難民は900万人を超えていると発表した。
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