ドイツの独立した科学者グループが、新型コロナワクチンを接種した患者の血液サンプルを最新の医学的および物理的測定技術を用いて分析した結果、すべてのサンプルから有害成分(主に金属)が検出されたことがわかった。
新型コロナワクチン分析のワーキンググループ「The Working Group for COVID Vaccine Analysis」によると、アストラゼネカ、ファイザー、モデルナの血液サンプルから検出された有害成分の一部は、メーカーの成分リストに記載されていなかったという。
ワクチンから検出された金属元素は以下の通り。
- アルカリ金属:セシウム(Cs)、カリウム(K)
- アルカリ土類金属:カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)
- 遷移金属:コバルト(Co)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、チタン(Ti)
- 希土類金属:セリウム(Ce)、ガドリニウム(Gd)
- 鉱業グループ/金属:アルミニウム(Al)
- 炭素グループ:シリコン(Si)(一部サポート材/滑り材)
- 酸素グループ:硫黄(S)
さらに研究者らは、「これらの物質は、暗視野顕微鏡(超微細構造の観察を行う技術)で見ると、大きさの異なる特徴的で複雑な構造をしている」「結晶化または分解過程の結果だと部分的に説明できたとしても、製造過程からの汚染としては説明できない」と指摘した。
研究者らは、この調査結果を予備的なものであると宣言している。
本研究には関与していないが、同様の研究をしている毒物学者のジャンシ・リンゼイ博士は、調査結果について「この調査結果は、ヤング博士、ナガセ博士、ボタ博士、フレミング博士、ロバート・ウェイクリング博士、ノーク博士など、国際社会における他の研究者たちによる同様の調査結果が土台となっている」と大紀元の取材に答えた。
さらにリンゼイ博士は、「汚染に関する申し立ての数とその一貫性に対し、グローバルな規制機関は不気味な沈黙を保っている。このことは、『透明性』の点に照らしても、あるいは、規制機関が『遺伝子ワクチンは安全だ』と主張し続けていることに照らしても、厄介で不可解なことだ」と付け加えた。
同グループの創設者ヘレナ・クレン氏は、調査結果をドイツ当局に提出し精査するよう求めている。また、同氏は「調査結果を(ドイツの)政府関係者に提出したほか、公開討論イニシアティブの『open-debate.eu』プラットフォームを経由して、ドイツ、オーストリア、スイスの新聞社にも提出した」と述べた。
その他、2つの重要な調査結果として、ワクチン接種した患者の血液サンプルに「顕著な変化」が認められたことと、「脂質ナノ粒子のエンベロープの安定性」に比例して、副作用の増加が観察されたことを挙げた。
脂質ナノ粒子は極めて小さな粒子で、メッセンジャーRNA(mRNA)を保護して細胞内の適切な位置まで送り込む脂溶性の膜を指す。
方法論(情報収集方法の説明)
同研究は、「ワクチン接種者と非接種者の両方からの少量の生血分析サンプルを用いれば、人工知能(AI)がワクチン接種者と非接種者の血液を100%の信頼性で区別できることを確認した。このことは、接種者が変化に気づかないまま、新型コロナワクチンが血液の組成に長期的な変化をもたらす可能性があることを示している」と指摘した。
AIソフトウェアによって一貫して識別された、ワクチン接種者の血液に対する急性および慢性の生理学的変化の知見について、リンゼイ博士は「他の多くの研究者の知見とも一致し、汚染や不純物混入の主張を裏付けている」と述べた。
研究者らは「新型コロナワクチンには、汚染物質に加えて、目的を特定できない物質が一貫して含まれていることが確認された」と述べている。
同研究グループは、医師、物理学者、化学者、微生物学者、代替医療専門家を含む60人のメンバーで構成され、弁護士や心理学者の支援を受けている。
いっぽう、報告書は匿名で作成されたため、査読を経ていない。その理由として「ワクチン接種プログラムを批判する者は公的に中傷され、追放され、破産させられるという事実がある。そのため、科学界の慣例に反して匿名にすることで、自分たちを守ることにした」と説明している。
科学者たちは、調査結果を以下の測定技術を使って相互確認しているとしている。
「走査型電子顕微鏡(SEM)、エネルギー分散型X線分光法(EDX)、質量分析法(MS)、誘導結合プラズマ分析(ICP)、明視野顕微鏡(BFM)、暗視野顕微鏡(DFM)、血液画像診断、さらにAIを用いた画像分析」
新型コロナワクチン分析ワーキンググループは、同様の調査を実施している国際的なグループも、同じ調査結果を得ているとし「ワクチンの分析結果は、相互検証されたものとみなすことができる」と報告書に記した。
リンゼイ博士は、「もちろん、(新型コロナワクチン分析ワーキンググループの)研究は 『予備的な研究結果』として記述されているほか、まだ査読付きジャーナルに発表されていないこと、また、多くの科学者の身元が不明であることは認めなければならない。しかし、遺伝子ワクチンの『安全性と有効性』に対するいかなる異議申し立てに関しても、厳しく検閲された状況の中で、これらの疑問を解明し、研究結果を広めるために基礎研究を行い、ましてやその研究を査読付きジャーナルに掲載することがいかに難しいかを、私も痛感している」と述べた。
エポックタイムズはアストラゼネカ、ファイザー、モデルナにコメントを求めたが、本記事掲載までに返答は得られなかった。
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