[東京 28日 ロイター] – 磯崎仁彦官房副長官は28日午前の会見で、中国海警局の船3隻が尖閣諸島周辺の領海に侵入したことを受け「誠に遺憾、受け入れられない」と述べ「外交ルートで厳重に抗議し、速やかに領海から退去するよう強く求めた」と明らかにした。
官房副長官によると、28日午前3時15分頃から中国海警局の船3隻が尖閣諸島周辺の領海に侵入、現在もとどまっている。海上保安庁の巡視船が領海からの退去要求、進路規制を実施し、漁船の安全を確保しているという。
政府は27日に行った安倍晋三元首相の国葬で、献花の際に国名や国際機関名を読み上げる「指名献花」の対象に台湾を加えた。これに中国側は反発している。
磯崎副長官は「海外からの代表団については全て指名献花を行ってもらった」とし、台湾という呼称については「これまで外交青書や外務省のホ─ムページなどで台湾との呼称を用いてきており、今回の指名献花でもこの呼称を使用した」と説明した。
国葬の参列者は4183人、一般献花は2万5889人だった。
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