新型コロナ簡易キットで「偽陽性」米FDA、回収呼びかけ

2022/12/15
更新: 2022/12/15

米国食品医薬品局(FDA)は13日、新型コロナウイルス検査で偽陽性の結果が示される可能性があるとして、デテクト(Detect Inc)社の検査キットをリコール(回収)していると発表した。

FDAによると、今年の7月26日から8月26日の間に消費者に送付された1万1000個が対象となる。同社の検査キットは昨年10月にFDAから緊急使用承認(EUA)を受けていた。

デテクトは対象キットで偽陰性の結果が示されたという報告は受けていないとした上で、リコールは「慎重に」行われていると述べた。「陽性検査結果の信ぴょう性に影響はない」と強調した。

なお、リコールされた検査キットに対して返金対応を行うとしている。

新型コロナの大流行が始まって以来、多くの検査キットがFDAによってリコールされている。FDAは3月、新型コロナの簡易検査キットのなかには、偽陽性示す可能性があるものが含まれていると指摘。韓国バイオ医薬品大手のセルトリオンの「ディアトラストCOVID-19 Agキット」や、同じく韓国SDバイオセンサーの「スタンダードQ COVID-19 Agキット」を使用しないよう消費者に呼びかけた。

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。