写真で振り返る2022年【上半期】

2022/12/26
更新: 2022/12/27

2022年も残りあとわずか。この一年の時事を大紀元の報道を中心に写真で振り返る。

1月

南太平洋・トンガの火山島で15日、大規模な海底火山の噴火が発生した。鹿児島県の奄美群島など広い範囲に「津波注意報」が発表された (Tonga Meteorological Services)

「津波」とは異なる…トンガ噴火による急激な気圧変化で潮位変動=気象庁

インド・ムンバイで、新型コロナ検査のために並ぶ人々。1月には全世界の累積感染者数が3億人を超えた (PUNIT PARANJPE/AFP via Getty Images)
 
江蘇省徐州市で、子ども8人を持つ女性が鎖でつながれて監禁されている事件に、中国世論は強い関心を向けた(スクリーンショット)

首に鎖、8人も出産 江蘇省の女性に集まる同情 人身売買疑う声
中国ジャーナリスト、米国に出国 「鎖の母」調査で拷問

中国大陸では徐州で鉄の鎖を首につけ自由を制限された女性が偶然、見つかった。人身売買や虐待を疑う声が大きくなり当局は関係者だとされる市民を逮捕した。しかし、子供の父親や彼女自身の身元などは判明していない。

2月

2022年2月24日、ロシアはウクライナへの侵攻を開始した。ウクライナのキエフで、早朝のミサイル攻撃で被害を受けた住宅街の外観を眺める人々 (Chris McGrath/Getty Images)
 

強制労働や宗教迫害など多数の人権侵害が取り沙汰されるなか開催された北京冬季五輪。その間、国際秩序を揺るがすロシアによるウクライナ侵攻が起こり、12月末もなおこの戦争は続いている。

ロシア・ウクライナ戦争は悲劇

シリア北部で米特殊部隊との銃撃戦の末にアブ・イブラヒム・アル・ハシミ・アル・クライシ指導者が死亡した。同指導者の死亡は、指紋とDNA解析によって確認されたという (AAREF WATAD/AFP via Getty Images)
北京冬季五輪で、日本は冬のオリンピックで最多となる18個のメダルを獲得した。(Kevin Frayer/Getty Images)

「心が痛む」ラトビア代表コーチ 北京冬季五輪の人権侵害を批判

迫害停止を求めパレードを実施する米国の法輪功学習者たち(Samira Bouaou/The Epoch Times)

北京五輪会場の目と鼻の先にある収容所…人権団体が収容所マップ公開

平和を掲げ開催された北京冬季五輪だが、国内の人権問題は看過できない状況となっている。人権擁護団体らの調べによると、中国共産党は五輪会場からほんの数キロ離れた場所で、拘束や拷問などが行われている収容施設が6つあると指摘。開催にあたって道義的問題を突きつけた。

3月

東日本大震災から11年。宮城県南三陸町で、地震と津波の犠牲者に黙祷を捧げる警察官 (Photo by STR/JIJI PRESS/AFP via Getty Images)
2022年3月10日、韓国大統領選挙保守系の最大野党のユン・ソギョル(尹錫悦)氏が当選した (Kim Hong-Ji – Pool/Getty Images)
ニューヨークの本社で撮影されたファイザーのロゴ=2020年12月9日(Angela Weiss/AFP via Getty Images)

3年目に入る新型コロナウイルス感染症の流行はなおも地域的な広がりを見せている。重症化を食い止めるために多くの人々が接種したワクチンも、後遺症や接種後死亡など「影の部分」にもスポットがあたり始めた。

米FDA、ファイザー社製ワクチンのデータを初公開 副反応が1200種以上

米国食品医薬品局(FDA)は3月1日、米ファイザー社がワクチン承認のために提出したデータファイルの一部を初めて公開した。副反応は腎臓障害、急性弛緩性脊髄炎、脳幹塞栓症、心停止、出血性脳炎など1291種報告されていることがわかった。

4月

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没する事故が発生した。行方が分からない遊覧船の乗船者捜索のため、知床岬に向かって、荒波の中を進む漁船。北海道斜里町のウトロ港で2022年4月24日午前6時撮影 (Photo by JIJI PRESS / AFP) / Japan OUT (Photo by STR/JIJI PRESS/AFP via Getty Images)
2022年4月24日、上海市で市内を行き来する衛生担当者(Photo by HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)
 

上海のテスラ、アップル供給工場で「数千人が感染」従業員語る

感染拡大のやまない上海では、厳格な行動制限となる「ゼロコロナ政策」を実施。米電気自動車大手テスラのアクセサリーや、米IT大手アップルのノートパソコンを生産している受託大手の従業員は、感染者が数千人に及んでいるにもかかわらず、隔離施設の衛生管理は不十分だと窮状を大紀元に訴えた。

朝令暮改の取り決めに翻弄される日本企業は、相次ぎ中国撤退を決めている。 中国に進出している日本企業の数が過去10年で最も少なくなったことが帝国データバンクの調べで分かった。

民法改正により2022年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられた(Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

5月

ニューヨークで、5月13日の「世界法輪大法デー」のイベントに参加する法輪功学習者たち (Samira Bouaou/The Epoch Times)
2022年5月24日、東京で日米豪印4か国(QUAD)の首脳会合が開催された (首相官邸)

クアッド首脳会談、中国共産党の脅威に対抗へ

5月、東京で日米豪印「クアッド」の首脳会談が開かれ中国共産党がもたらす脅威が議題に上がった。岸田首相は中国を念頭に、ロシアのウクライナ侵略と同じようなことをインド太平洋地域で起こしてはならないと強調した。

米空軍嘉手納基地がみえる「道の駅かでな」(佐渡道世・大紀元)

本土復帰50年を迎えた沖縄県。県を取り巻く政治、安全保障、文化的側面から大紀元取材班はその声を伝えた。

〈沖縄ルポ〉「イデオロギーでは食べていけない」下火になる革新派の反戦運動

〈我那覇真子氏インタビュー〉「根無し草」となった人たち 沖縄で気づく家族の大切さ

6月

KDDIで、大規模な通信障害が発生。約3915万回線に影響し、過去最大級の通信障害となった。 (Photo credit should read YOSHIKAZU TSUNO/AFP via Getty Images)
2020年8月7日、アイフォンに表示されるティックトックのアプリ (Drew Angerer/Getty Images)

中国発アプリのTikTokを中心に、権威主義国の作成したソフトウェアに対する警戒感の高まる一年でもあった。今春にはTikTokの中国サーバーデータ送信や社員の中国官製紙との関係が発覚。米議員らは、中国アプリについて「新たな侵略ツール」と指摘した。

TikTokは北京の「侵略ツール」、中国からのアクセス報告受け 議員ら脅威を警告

日本でもデジタル庁とTikTokとの連携が報じられると、経済安全保障担当の元閣僚を含め日本国内でセキュリティ意識の不足を指摘する声が相次いだ。

デジタル庁、中国TikTokとマイナンバー制度の普及啓発 元閣僚も疑問呈す

仏ストラスブールにある欧州議会本部前にはためく欧州連合(EU)加盟国の国旗 (Photo by PATRICK HERTZOG/AFP via Getty Images)

中国による強制的な臓器摘出に対する措置として、欧州議会は6月、非難決議を可決した。「生きている死刑囚や良心の囚人から臓器を摘出する行為は、人道に対する罪に相当する」と指摘し、即刻停止を中国政府に求めた。

臓器収奪の停止に向け、これまで台湾やスペイン、イスラエル、英国、カナダなどは相次ぎ移植関係法を整備し、渡航移植に対する条件を設けている。

大紀元は、15年前に北京武装警察病院で行われた臓器移植手術の手配に関わった、経済評論家に対するインタビューを敢行。法輪功学習者がドナーであったと明らかにした。

欧州議会、中国政府の強制的な臓器摘出を非難する決議を採択

「ドナーは法輪功」 元組長が見た闇の臓器移植の現場
 

大紀元日本 STAFF
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