[ソウル 4日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は4日、北朝鮮が再び領空を侵犯した場合、2018年の南北軍事合意の停止を検討すると述べた。聯合ニュースが大統領報道官を引用して伝えた。
北朝鮮のドローン(無人機)が先週、韓国上空に侵入したことを受けた対抗策について説明を受けた後の発言で、尹氏はその中で「釣り合いの取れた水準を超える圧倒的な対応能力」の構築を求めたという。
同氏は無人機侵入に対する軍の対応を批判し、軍事境界線付近の敵対行為を禁止した南北軍事合意に前政権が依存していたとも非難している。
聯合ニュースによると、尹氏は国防相に対し、監視や偵察、電子戦など多目的任務を行う総合無人機部隊を立ち上げ、探知が困難な小型無人機の量産体制を年内に構築するよう指示した。
ステルス無人機生産に向けた開発を今年加速させるほか、無人機攻撃を防ぐ「ドローンキラーシステム」を早急に確立することも求めたという。
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