[東京 2日 ロイター] – 松野博一官房長官は2日午後の会見で、今年春の学校の卒業式におけるマスク着用のルールについて「現時点でマスクの取り扱いについて決めたという事実はない」と述べた。学校におけるマスク着用の有無を含めて「今後、速やかに検討していく」と語った。
2日の衆院予算委員会で、永岡桂子文部科学相は今年春の学校の卒業式におけるマスク着用に関し「マスクをしなければ嫌だという子供はマスクをし、マスクを外すと家庭で決めた人は外しての参加になろうかと思う」と述べていた。
松野官房長官は、政府の対策本部が1月27日に示したマスク着用に関する部分をこの日の会見で引用。「マスク着用に関しては、政府が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本として検討する、となっている」と説明し、永岡文科相の発言は「この趣旨をお答えした」と語った。
学校の卒業式は3月中下旬に行われるところが多く、マスク着用を巡って政府の意思決定に注目が集まりそうだ。
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