米保守系ラジオ司会者、2024年大統領選へ出馬表明 エポックタイムズでも番組担当

2023/04/21
更新: 2023/04/21

米保守派のラジオ司会者であり、エポックタイムズでも番組を担当するラリー・エルダー氏は20日、2024年大統領選への立候補を表明した。

エルダー氏はFOXニュースに出演し「大統領選に出馬する」と明言した。「家族と私に良くしてくれた国に恩返しする道徳的、宗教的、愛国的な義務がある」と述べた。

エルダー氏は「アフリカ系米国人」という言葉を使わず、「米国人」としてのアイデンティティを強調した。人種や民族を問わず、全ての市民が米国人であるとの概念こそ、米国が世界史上最も成功した民主主義国家である理由だと訴えた。

エポックタイムズ動画コンテンツ「EpochTV」で「The Larry Elder Show」の司会を務めるエルダー氏は、2021年カリフォルニア州知事のリコール投票が行われた際、後継知事の最有力候補として注目を集めた。元州知事のニューサム氏の続投となったが、エルダー氏は46人の候補者のなかで最も得票率の高い46%で、獲得票数は350万票だった。

エルダー氏は、人種差別の根源は社会の仕組みや法律などに組み込まれているとする「批判的人種理論」に批判的な姿勢を示し、国境の強化や税金の引き下げを支持している。また、「トランプ氏を支持したことで友人を失った」ことを例に挙げ、米国の政治的分裂に対処する意向を示した。

現在共和党からはトランプ前大統領やヘイリー元国連大使、実業家のビベック・ラマスワミ氏などが名乗りを上げている。フロリダ州知事ロン・デサンティス氏や元副大統領マイク・ペンス氏なども出馬する見込みだが、正式な表明はしていない。

後に投稿したツイートでは、「われわれは新たな米国の黄金時代へと導くリーダーを選ばなければならない」と訴えた。すでに最初の党員集会と予備選を行うアイオワ州とニューハンプシャー州に足を運び、保守派リーダーや支持者と会談しているという。

大紀元日本 STAFF