米外交官ら、スーダンから退避 大使館業務は停止

2023/04/24
更新: 2023/04/24

[ハルツーム/ワシントン 23日 ロイター] – バイデン米大統領は22日、戦闘の続くスーダンの首都ハルツームから米軍が政府職員を退避させたと発表した。米国は当面、大使館業務を停止する。

バイデン氏は「スーダンでの悲劇的な暴力行為により既に何百人もの罪のない市民の命が奪われている」と述べ、「こうした行為は不合理で、停止せねばならない」と強調した。

ブリンケン米国務長官は声明で「全ての米政府関係者とその家族」が安全に退避したと述べ、米国は引き続きスーダンにいる米国民の安全確保を支援すると説明した。米政府高官によると退避したのは100人未満。

スーダン軍と戦闘を続ける準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は米政府関係者の退避に協力したとしている。

サウジアラビアもハルツームから650キロ離れた紅海に面するポートスーダンから湾岸諸国の市民を退避させた。ヨルダンも同じルートで自国民を退避させる計画という。

TBSによると、日本人を含む国連の職員とその家族は23日にもスーダンから退避する。

Reuters
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