[モスクワ 22日 ロイター] – ロシアのノバク副首相は22日、エネルギー輸出の支払いを今後も自国通貨ルーブルや人民元で受け取る方針を示した。
ロシアは、昨年2月のウクライナ侵攻に伴う制裁に対抗してビジネスや文化面で西側と関係を断ち切る姿勢を取り、米ドルやユーロからの脱却を目指している。
一方、エネルギー需要の高い中国やインドなど友好国と見なす国々とは関係強化を図っている。
ノバク氏はロシア国営テレビに「元とルーブルへの需要は高く、この路線を今後も継続する。中国は既にガスと一部原油の料金を元で支払っているほか、ルーブル建て支払いも行われている」と述べた。
ロシア中央銀行によると、2022年の輸入支払いに占めた元建ての割合は前年の4%から23%に大幅上昇した。
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