「たぶん、日本にいる人は(臓器狩りが)起こっていること自体を知らない。そういうことが実際にあるのだというのをまず知ってほしい」。日韓台共同開催の中国共産党(以下、中共)による臓器狩り制止を呼びかけるポスターコンクールで入賞を受賞した北海道の若きアーティストはこう語った。
コンクールは日本やイラン、米国、ロシア、台湾など70の国と地域から1049点の応募があり、金賞や銀賞、銅賞など49作品が受賞作に選ばれた。銀賞を受賞したのが、札幌市にある大学の美術専門の学生、大橋輪さんの作品「予約済」だ。
子供の内臓に中国語簡体字で価格をつける、といったポスターだ。作品作りにあたって問題を調べたところ、子供まで残酷な行為の被害に遭っていることを知り、子供をモチーフに設定。臓器の金額も調べ、より生々しさを出すために、赤い色で日付とチェックを入れてリアルに臓器狩りの様相を描いた。
大橋さんは明慧ネットに対して、作品に込めた想いを語った。「未来ある小さい子どもまでもが臓器狩りの対象に遭っているということを、一目でわかっていただけたら。日本人と世界中の人たちにも、ちょっと関心を持っていただきたい、知ることからまず始めてほしい」。
「ドナーの主体となる法輪功学習者が、本当に残酷な迫害を受けていることを知った私も、なんとかしてあげたい。手を貸すことなど、直接、現場で行うことはできないのですが、こういうポスターとか間接的なことでも、気持ちだけは届いてほしいという思いです。少しずつ状況が改善されていけば良いなと思っています。応援しています」と話した。
札幌市の駅前地下広場で展示
大橋さんの「予約済み」を含む入賞作品は、札幌市の駅前地下広場で18日~21日まで、展示された。20枚もの作品に、通勤客や観光客が足を止めて見入った。多くの大学生が来場し、スタッフの説明に耳を傾けて、臓器狩りについて質問を投げかけた。数組の若者は「友人のSNSで展示会の情報を見て」足を運んだ。
笹川さんは、看護師として署名簿のところに直行し、医療従事者としてずっと前から話を聞いていたと言って署名をし「他人事ではありません。こんなことを無視すればいつかは我が身となります」と話した。
長谷川さんは、中共がなければこのような(臓器狩り)悪行はない、コロナウィルスもな買っただろうと述べた。「ベルリンの壁とソ連が一瞬で崩壊した。共産党は強そうに見えるが、中国人が決別すれば形勢逆転があるのでは」と語った。
旭川市から出張してきた大学教授・崔さんは、真剣に説明を聞いてから「これは全人類に対する犯罪です」と言って、作品の写真を撮って、学生にも伝えるという。
中国と貿易や投資事業を行ってきた青木さんは、初めて臓器狩りの話を聞いてすぐに署名をした。ポスターの写真をツイッターにアップして友人と共有したという。あとでまた展示会に戻ると、中国人を含む貿易グループのみんなは聞いたことがあると投稿欄にコメントし、本当の中国の情報をもっと知りたいと話した。
会場の管理者やスタッフは有志で展示会のために集まった。無実の罪で投獄され、命を奪われる「良心の囚人」に対する罪が一刻も早く停止するよう、啓発と周知のために奉仕活動している。
(出典:明慧ネット)
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