[ニューデリー/ワシントン 19日 ロイター] – インドのモディ首相は今週訪米し、バイデン米大統領と会談する。米国との防衛協力強化やハイテク分野での技術共有などが議題になる見通し。
米国は影響力を強める中国に対抗してインド太平洋地域の安全保障を強化するため、インドを重要なパートナーとみなしており、バイデン政権はインドとの関係強化を進めてきた。
また、防衛面で結びつきが強いインドとロシアの関係も懸念しており、ロシアの影響力を低下させたい考え。インドはウクライナ侵攻後もロシアから割安な原油を購入しており、欧米諸国の間で不満が高まっている。
モディ氏は、これまで数回米国を訪問をしている。今回国賓として訪問し、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談する予定。
モディ氏の訪米中に米ゼネラル・エレクトリック(GE)によるインド軍の戦闘機用エンジンの生産承認やインドが米国から武装ドローン(無人機)を購入する契約などが発表される見通し。
インド政府当局者によると、半導体やサイバースペース、航空宇宙、戦略的インフラと通信、商業宇宙プロジェクト、量子コンピュータ、産業・防衛分野における人工知能(AI)利用などでの協力についても協議する。
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