新型コロナワクチンからサル由来のウイルスDNAを発見(上)

2023/06/24
更新: 2024/06/13

新型コロナワクチンは、これまで想像されていた以上に「時限爆弾」だったことが判明している。

この注射薬の中に、発がん遺伝子と関連のあるサル由来のウイルスDNAが新たに発見されたことを受け、微生物学者や免疫学者らは使用即時中止を求めている。

概要

  • MITヒトゲノム計画の元研究員兼チームリーダーの微生物学者 ケビン・マッカーナン氏は、新型コロナのmRNAワクチンから、シミアンウイルス40(SV40)のプロモーター(遺伝子発現に必須のDNA配列のこと)を含む大量のDNA汚染を発見した。
  • SV40は、中皮腫、リンパ腫、脳や骨のがんなど、ヒトのがんと関連していると考えられている。2002年にランセット誌は、SV40で汚染されたポリオワクチンと非ホジキンリンパ腫とを関連づけるエビデンスを発表した。 著者らによれば、毎年診断される非ホジキンリンパ腫症例55,000件の最大50%はワクチンが原因である可能性があるという。
  • 汚染のレベルは測定に使用するプラットフォームによって異なるが、どの方法を使用しても、DNAの汚染レベルは欧州と米国の規制値を大幅に上回っている。発見されたDNA汚染の最高レベルは30%だった。
  • このDNAの発見は、新型コロナのmRNAワクチンが、ヒトゲノムを改変する能力を持ちうることを意味する。
  • たとえ遺伝子組み換えが行われなかったとしても、外来 DNAが細胞に取り込まれるという事実自体がリスクだ。 部分的に発現する可能性や、すでに細胞内に存在する他の転写・翻訳を妨害する可能性がある。細胞質へのトランスフェクション(核酸を細胞に人為的に導入するプロセス)では、細胞分裂中に核が分解されて、細胞成分を細胞質基質と交換するため、遺伝子操作も可能になる。

上の映像では、スティーブン・E・グリア博士が、MITヒトゲノム計画の元研究者兼チームリーダーである微生物学者のケビン・マッカーナン氏とスチャリット・バクディ博士に対しインタビューを行なっている。

3人は、マッカーナン氏のチームがファイザーとモデルナのmRNAワクチンから発見したDNA汚染について議論した。

結局のところ、これらの注射薬の危険性は、スパイクタンパク質とmRNAだけではなかった。

マッカーナン氏のチームは、数十年にわたり中皮腫、リンパ腫、脳や骨のがんなど、ヒトのがんを引き起こすのではないかと疑われてきた、シミアンウイルス40 (SV40)のプロモーターも発見した。これらの発見は、2023年4月初旬にOSFプレプリントに掲載された。その要約は、次のように説明している。

モデルナとファイザーの2価mRNAワクチンの期限切れバイアル4本の核酸組成を評価するために、いくつかの方法が導入された。各ベンダーの2つのバイアルが評価された…DNA汚染物質が欧州医薬品庁 (EMA) の330ng/mg要件とFDAの(米国食品医薬品局)の10ng/用量要件を上回っていることを、複数の試験が裏付けた…

グリア氏が指摘したように、これは政府と製薬会社が「これまで知られていたよりもはるかに大きな規模で世界を間違った方向に導いてきた」ことを意味する。 

「もしこれらの発見が正しければ、このいわゆる『ワクチン』は実際にヒトゲノムを改変し、致死性のスパイクタンパク質を永続的に生成させているということになる。このスパイクタンパク質の内部生成がきっかけとなり、免疫システムが自分自身の細胞を攻撃するようになる」とグリア氏は述べた。

インタビューの中でマッカーナン氏は、新型コロナワクチンの注射薬から見つかったDNA汚染物質が、どのようにしてヒトゲノムの遺伝子改変を引き起こす可能性があるのかを説明した。

また、バクディ氏は、この注射薬が自己免疫疾患を引き起こす仕組みと理由について検証した。

SV40というウイルスについて

2002年、ランセット誌は、SV40に汚染されたポリオワクチンと非ホジキンリンパ腫とを関連付けるエビデンスを発表した。

著者らによれば、毎年診断される非ホジキンリンパ腫症例55,000件のうち、最大半数はワクチンが原因である可能性があるという。

このサル由来のウイルスは、どのようにして人体の中に侵入したのだろうか。

ワクチンの主要開発者である故モーリス・ヒレマン博士によると、メルク社が自社のポリオワクチンを通じて誤ってウイルスを放出したという。 

SV40がいつポリオワクチンから排除されたのかは、はっきりしていない。タイミングも国によって異なる。たとえば、イタリアでは、1999年までSV40に汚染されたポリオワクチンが投与されていた。

ランセット誌の書評「ウイルスとワクチン:癌を引き起こすサル由来のウイルス、汚染されたポリオワクチン、そして曝露された何百万人もの米国人の真実の物語」では、次のように報告されている。

1960年までに、科学者とワクチン製造者は、サルの腎臓がシミアンウイルスの下水道であることを知っていた。このような汚染は、ワクチンの安全性を研究していたバーニス・エディというNIHの研究者のものも含めて、しばしば培養液を台無しにしていた… 彼女の発見は… 米国で最も重要な公衆衛生プログラムの一つを脅かした…

 

エディは同僚に情報を伝えようとしたが、口止めされ、ワクチン規制当局と研究室の職を剥奪された…メルク社の研究者、ベン・スウィートとモーリス・ヒレマンの2人はすぐに、後にSV40と名付けられたこのアカゲザル・ウイルス(エディが告発できなかった発がん性物質)を特定した。

 

1963年、米国当局はポリオワクチン製造のため、SV40の自然宿主ではないアフリカミドリザルに切り替えることを決定した。1970年代半ば、限られた疫学研究を経て、当局はSV40はハムスターに癌を引き起こすものの、人間には癌を引き起こさないと思われると結論づけた。

 

90年代に話を進めよう。当時、NIH (国立衛生研究所) にいたミシェル・カルボーネが、SV40がいかにして動物の癌を誘発するかについて研究していた。そのうちの1つが中皮腫だった。主にアスベストによって引き起こされると考えられている稀な胸膜がんだ。SV40は人間の癌を引き起こすものではないというのが通説だった。

 

小児脳腫瘍にSV40のDNAフットプリントを発見した1992年のNEJM(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌)の論文に勇気づけられ、カルボーネが米国立がん研究所でヒト中皮腫の腫瘍生検を検査したところ、60%にSV40のDNAが含まれていた。ほとんどの場合、このサル由来のウイルスは活動しており、タンパク質を生成していた。

 

彼は1994年5月にOncogene誌に結果を発表したが、NIHはそれらの公表を拒否した…カルボーネは…ロヨラ大学に移った。そこで彼は、SV40がどのようにしてヒトの中皮腫の腫瘍抑制遺伝子を無効にするかを発見し、その結果を1997年7月にネイチャー・メディシン誌に発表した。イタリア、ドイツ、米国での研究でも、SV40とヒトのがんとの関連性が示された。

二本鎖DNAに汚染されたmRNAワクチン

以上の背景を踏まえて、マッカーナン氏の調査結果に戻ろう。この調査結果は、冒頭のビデオに加えて、ダニエル・ホロウィッツ氏のポッドキャストでも議論された。

要するに、マッカーナン氏のチームは、発がん遺伝子に遭遇することでがんの発症を引き起こすことが知られている、SV40のプロモーター(遺伝子発現に必須のDNA配列のこと)を含む二本鎖DNAプラスミドのレベルが上昇していることを発見した。

汚染のレベルは測定に使用するプラットフォームによって異なるが、どの方法を使用しても、DNAの汚染レベルは欧州と米国の規制値を大幅に上回っているとマッカーナン氏は述べた。 発見されたDNA汚染の最高レベルは、30%という驚くべき数字だった。

マッカーナン氏が説明したように、一般的なPCR検査を使用する場合、Ct値約40でSARS-CoV-2ウイルスが検出されれば、陽性とみなされる。これに対し、DNA汚染はCt値20未満で検出される(Ct値では、数値が小さいほど標的遺伝子の量が多いことになる)。

この場合、新型コロナの検査で陽性反応を示すために必要なウイルス量よりも、汚染の方が100万倍も大きいということになる。「つまり、そこに含まれる物質量に関して、大きな差がある」とマッカーナン氏は言う。

彼はSubstackの記事で、ウイルスRNAの複製能力を理由に二本鎖DNAとウイルスRNAの誤った等価関係を主張するのは間違いだとも指摘している。

ジャファールらが示しているように、綿棒で鼻から検出されるsgRNAの大部分には複製能力がない。これは、dsDNA汚染断片よりも細胞内での寿命が短いはずの単なるRNA断片だ」。

記事の中でマッカーナン氏は、ワクチンに含まれるDNA がどのようにがんを引き起こしうるかを論じた2009年の研究もコピーし、最も関連性の高い部分を強調している。この記事は、さらに詳しく知りたい場合に役立つリソースだ。

この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。
オステオパシー医師兼作家。「Mercola.com」を創設。自然健康の分野で複数の賞を受賞。主なビジョンは、人々が健康を管理できるよう支援する貴重なリソースを提供することで、現代の健康パラダイムを変えること。
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