先月23日に、米テキサス州ヒューストンで開催された「台湾夜市」では、台湾の伝統的なグルメが勢揃いし、多くの来場者でにぎわった。
夜市(イエシー)は、台湾や中国でよく見られる、夜の営業を中心とする野外の飲食店街のこと。台湾夜市が有名で、日本からの観光客にもお目当てのスポットになっている。
こちら米テキサス州の「台湾夜市」は午後3時から8時と、厳密に言えば「昼間のイベント」でもあったが、そこはノープロブレム。天気も良く、多くの米国のお客さんが来場して「おいしい台湾の味」を堪能したようだ。
今年で第8回目となる「台湾夜市」は、米テキサス州ヒューストンにあるヒューストン・クリスチャン大学の駐車場で開催された。今回のイベント会場は、前回よりも倍以上の広さとのこと。主催側によると、今年の来場者数は例年を上回り、過去最高の1万人超が来場したという。
夜市には計50以上のブースが出店し、台湾の伝統的なおやつである車輪餅(台湾版の今川焼か?)のほか、蚵仔煎(マガキ入りのオムレツ)、台湾ちまき、台湾ソーセージ、揚げ餅、台湾サンドイッチなど台湾で人気のグルメのほか、米国では珍しい各種の台湾ドリンクが来場者を楽しませた。
会場には、米国社会における台湾人の貢献について紹介するスペースも設けられ、米国の各界で活躍する著名な台湾系米国人12人のパネルが展示された。
イベント主催者の「ヒューストン台湾同郷会」の陳建賓代表は、NTD新唐人テレビの取材に対し「台湾夜市を通して、ヒューストン市民に台湾人の文化と美食について理解を深めてほしいですね」と語った。
ヒューストンの台北経済文化代表処も会場にブースを構えている。同代表処の蕭伊芳処長は「今年も、私たちの台湾を、米国の皆さんにアピールしに来ましたよ」と語った。
会場には、台湾からの移民2世で、2020年の米大統領民主党予備選挙候補者であったアンドリュー・ヤン氏も来場したという。
数々の台湾グルメのほか、会場に設置されたステージでは、台湾にゆかりの歌やダンス、カンフー、太極拳などのパフォーマンスも披露された。地元の要人らもステージに登壇して、米テキサスの青空の下で開催された「台湾夜市」を祝福した。
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