ハマスがイスラエルをテロ攻撃して以来、中国共産党は一貫してハマスを支持してきた。ハマスの代表団が中国を訪問するとの情報がある中、中国外交部の返答はあいまいで、世間の注目を集めている。
11月9日、中国外交部のスポークスマン、汪文斌氏が定例記者会見を開催した。この会見で、AFP(フランス通信社)の記者が、ハマスの上級官僚がハマス代表団が北京を訪問すると述べたとの報道について、中国側はこれを確認できるかと質問した。
この質問に対して、汪文斌報道官は、パレスチナとイスラエルの衝突が始まって以来、中国は関係者と緊密にコミュニケーションを取り、停戦と戦闘の停止、民間人の保護、人道的援助の提供、人道危機の防止に努めてきたといつもの論調で述べた。
中国は引き続きその努力を続けると述べたが、ハマス代表団の訪問については明確な回答を避けた。
最近、ハマスの上級官僚がメディアのインタビューで、近々ハマスの代表団が北京を訪れると語っていた。
「タイムズ・オブ・イスラエル」や米国のメディア監視団体である中東報道研究機関(MEMRI)などの報道によると、11月2日、ハマスの上級指導者アリ・バラカ(Ali Baraka)氏がレバノンのウェブメディア「スポットショット」のインタビューに応じ、ロシアは現在ハマスと日常的に連絡を取り合っており、中国が特使をドーハに派遣し、中露両国はハマスの指導者と面会していると述べた。
以前にもハマスの代表団がモスクワを訪れており、「間もなく、別のハマス代表団が北京を訪れる予定だ」とバラカ氏は語った。
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