APEC首脳会議の開幕日である11月11日に、海外の民主活動家たちは政界、財界、学界の著名人を総統の名義で招集して、台湾の「国是会議」を模倣した会議を開くと宣言した。
「中国共産党(中共)の暴政を終わらせ、民主主義の中国を樹立する」ことについて話し合った。米国下院中共特別委員会のギャラガー議員も現場に来て、支持を表明し、中国共産党と中国人民を区別することの重要性を強調した。
11日午後1時、中国民主化リーダーである魏京生氏、王丹氏、王軍濤氏が記者会見を開いた。全米から200人以上の民主活動家が参加した。
民主活動家、国是会議を宣言
国是会議とは、政府、各政党、そして社会各界が重大な国家政策について討論し、協議するための非公式な会議。
魏京生氏によると、中共は極度の難局に追い込まれている。国際社会に対外的な難局を緩和し、内部矛盾の解決に集中するため、中共は今回のAPEC首脳会議を機に、中国への投資を再開し、あらゆる対中規制を緩和してもらうよう、国際社会に働きかけている。しかし、中共が約束を守ったことなどないという過去の事実を忘れないようにと警告した。
魏氏はさらに、「習近平と妥協しても、習は彼の政策を変えることはない。中共はロシア、イラン、ハマスへの援助を停止したりしない」と指摘した。
中国国内での反共・反習勢力の高まりを背景に、国際的な注目と後押しが、中国が民主社会を構築するための重要な条件であると結論づけた。
1989年に起きた天安門事件の学生リーダーだった王丹氏は、次のように述べた。
「我々は、各界が国是会議を支持することを期待している。中共の暴政を終わらせ、民主的な中国を建設するための方案を作ろう。中国、人類、われわれ自身、そしてわれわれの次の世代のために、安全で頼れる明るい未来を、完全な人権、民主主義、正義、法の支配のある未来のために努力しよう」
ギャラガー下院議員が支持
米下院の中共特別委員会(The Select Committee on the CCP)を率いるギャラガー議員も記者会見に参加し、スピーチを行った。
台湾有事に関して、ギャラガー委員長によれば、中共は、最も重要な戦場は「人々の頭」だと考えている。つまり、認知戦と心理戦。イデオロギーの防衛線が突破されれば、他の防衛線は守れない。
中共は世界の産業規模を操作する力を持っており(例えばTikTok)、米国は米国の価値観を守るために戦わなければならない。米国やその他の西側諸国は、中共政府のイデオロギー宣伝に対処する必要があるという。
「中共は米国の敵であり、自由の敵だ」と述べた。中共は米国だけでなく、自由世界全体を敵視している。 中国国民は米国の敵ではなく、マルクス・レーニン主義組織である中共(CCP)が米国の敵だと強調した。中共の主な犠牲者は中国国民であり、中共と中国国民を明確に区別すればするほど、中共に対する戦略は成功しやすくなり、これは「非常に重要なことだ」と述べた。
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