2023年は中共（中国共産党）幹部「失踪の年」であり、クラスを含む中国共産党、政府、軍の高官らが強制失踪させられたとみられている

失踪した高官のリスト：

・1　秦剛　中央委員会委員、国務委員、外交部長

・2　李尚福上将　中央委員会委員、中央軍事委員会委員、国務委員、国防部長

・3　魏鳳和上将　元中央委員会委員、中央軍事委員会委員、国務委員、元国防部長、初代ロケット軍司令官

・4　李玉超上将　中央委員会委員、ロケット軍元司令官

・5　徐忠上将　中央委員会委員、元ロケット軍政治委員

・6　劉光斌中将　ロケット軍副司令官

・7　張振中中将　中央軍事委員会統合参謀部副参謀長、元ロケット軍副司令官

・8　李伝広中将　ロケット軍副司令官

・9　孫金明中将　ロケット軍参謀長

・10　李軍中将　中央軍事委員会統合参謀部副参謀長、元解放軍ロケット軍副司令官 

・11　張軍祥少将　元解放軍ロケット軍参謀長、元陸軍参謀長

・12　李同建少将　ロケット軍装備部副部長

・13　呂宏少将　ロケット軍装備部部長

・14　尚宏中将　戦略支援部隊副司令官、航空宇宙システム部門司令官

・15　巨乾生上将　中央委員会委員、戦略支援部隊司令官

・16　馮丹宇中将　解放軍海軍副司令官、元装備発展部副部長

・17　鞠新春中将　南部戦区海軍司令官

・18　夏清月少将　装備発展部副部長

・19　饒文敏少将　装備発展部副部長

・20　王大忠中将　北部戦区副司令官、北部戦区海軍司令官

・21　劉石泉　中国兵器工業集団有限公司会長

・22　袁潔　中国航天科工集団有限公司会長

・23　陳国瑛　中国兵器装備集団有限公司社長

・24　譚瑞松　中国航空工業集団元会長

・25　劉亜洲上将　元国防大学政治委員

李克強

10月27日、李克強元首相が上海で急死した。 李克強の死は多くの疑念に包まれている。国内外を問わず、李克強は「殺された」と疑われた。

過去の慣例によると、高官が調査される場合、中共国家監督委員会のウェブサイトは「○○○は重大な規律違反の疑いがあり、現在、中共国家監督委員会の規律検査と調査を受けている」とのメッセージを発表するはずだ。

上記25人の幹部が “失踪”した後、中央規律検査委員会のウェブサイトは何のニュースも発表していない。

刑事訴訟法では、法に違反した中国人に対する刑事捜査、召喚、刑事拘留、逮捕、起訴、裁判などは、関連する法的手続きに従って行うとされている。しかし、これまでのところ、中共の官製メディアはいずれも、25人の「失踪した」高官が刑事捜査の対象になったと報じていない。

2017年8月13日、人権弁護士高智晟氏は故郷の陝西省で”失踪”した。6年以上の間、高弁護士の妻、子供、親戚、友人、米国政府、関連国際機関は、高智晟氏の行方を捜してきた。しかし、中共当局はなんの回答もしていない。

高智晟弁護士の”失踪”は、中国では一般人の身の安全が保証されていないことを示している。李克強前首相の”失踪”は、中国ではどんな高官も安全ではないことを示している。

多くの高官の”失踪”は、中共トップレベルの内部闘争の鋭さ、激しさ、そして残酷さを示唆した。2024年には、さらに多くの高官らが「失踪」する可能性がある。習近平の立場は安全になるどころか、より危険になるだろう。