中共海軍艦艇、宮古海峡を航行 台湾周辺で活動活発化

2024/01/31
更新: 2024/01/31

海上自衛隊は1月31日、中共海軍の情報収集艦が宮古海峡を通過し、太平洋へ向けて航行したのを確認した。中共海軍は台湾周辺での活動を活発化させており、自衛隊は警戒監視にあたっている。

1月31日午前9時頃、海上自衛隊は、宮古島(沖縄県)の北東約150kmの海域において、同海域を南東進する中国海軍ドンディアオ級情報収集艦1隻(艦番号「791」)を確認した。その後、当該艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を南東進し、太平洋へ向けて航行した。海上自衛隊第2掃海隊所属「やくしま」(佐世保)が警戒監視・情報収集を行った。

中共軍は近年、台湾周辺での活動を活発化させている。2022年8月4日、中共軍は台湾東部沖に複数のミサイルを発射し、うち5発は日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。昨年9月17日には、中共軍機103機が台湾周辺で飛行し、うち40機が海峡の中間線を越えた。

台湾総統選直後の17日から18日にかけて、中共軍機24機と中共軍艦5隻が、台湾海峡周辺で活動した。また、読売新聞は29日、政府関係者の話として、中共は台湾周辺にフリゲート艦4隻を常時展開させていると報じた。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について書いている。大学では日本語と経営学を専攻。
関連特集: 日本の防衛