台湾の衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は20日、中国から輸入した「唐辛子粉」のなかから、発ガン性をもつ工業用染料スーダンレッド(蘇丹紅)が検出されたとして、不合格品の製造元や輸出業者21社を対象に、同日から3か月間、輸入検査の受理を停止すると発表した。
中国から発ガン性物質入りの唐辛子粉(8キロ)を輸入した台湾の食品企業は、それを使ってスナック菓子「蝦味先(香辣口味)」を製造し、すでに市場に流出している。
(台湾のスナック菓子「蝦味先(香辣口味)」)
現在、当該の唐辛子粉が使用された疑いのあるスナック菓子は、すべて商品棚から撤去されている。問題の商品を購入した消費者は、レシートあるいは商品を販売された場所へ持ち込めば、代金の払い戻しを受けることができる。
不合格品のなかには、家庭用調味料の唐辛子粉である「家用四合一調味料組合-細粉紅辣椒、濟生股份有限公司斗六廠製造」も含まれる。これらの商品は、スーパーや小売店の商品棚から撤去される。
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