神韻ポーランド公演が大盛況 中国共産党が妨害するも効果なし

2024/03/20
更新: 2024/03/20

12日夜、米ニューヨーク発の神韻芸術団が、ポーランド・トルンのCKK ヨルダンキ・コンサートホールで今年2度目となるパフォーマンスを披露し、満員となった会場は温かい拍手に包まれた。

2024年3月12日夜、ポーランド・トルンのCKKヨルダンキ・コンサートホールのロビーにて、神韻の開演を待つ観客たち(君卓/大纪元)

五千年にわたる悠久の中国伝統文化を旅するような、至高の芸術体験を届ける神韻公演。

この日の公演終了後、CKK ヨルダンキ・コンサートホールがあるヨルダンキ文化会議センターの社長であるグジェゴシュ・グラボウスキー氏は、公演を妨害しようとする動きがあったことをエポックタイムズに明かした。中国共産党の領事が劇場を訪ね、ポーランドでの神韻公演を中止するよう求めたという。

中国共産党は2度にわたって妨害を試みた。今年1月には二人の女性が劇場に来て、神韻の公演を拒否するよう求めたが失敗に終わり、2月には領事が自ら劇場に神韻との契約を取り消すよう求めたが、再び拒否されたという。

劇場側は、すでに神韻との契約があり、チケットは完売しているため、契約を破棄することはできないとの姿勢を崩さなかった。「どんなに圧力をかけられても、(神韻の公演スケジュールを守る)責任を免れることはできません。そういう事情です」とグラボウスキー氏は示した。

市政府報道官が神韻に感謝「神は私たちを待っている」

2024年3月12日、ポーランドのグルジョンツ市政通信部報道官のヴウォジミェシュ・テシュさんが妻のジョランタ・テシュさんと一緒に、ポーランド・トルンのCKKヨルダンキ・コンサートホールで神韻世界芸術団の公演を鑑賞した(麦蕾/大纪元)

この日、ポーランドのグルジョンツ市政通信部報道官のヴウォジミェシュ・テッシュさんが、妻のジョランタ・テッシュさんと一緒に公演を鑑賞した。ジョランタさんはトルン地域社会保障庁の国際協定実施部門の最高責任者でもある。

 「非常に素晴らしかったです!  非常に印象的でした」とジョランタさんは賞賛した。ヴウォジミェシュさんも「並はずれたショーです」と心からの賛辞を送った。

ジョランタさんが「すべてのアーティストのパフォーマンスが信じられないほど正確で、うっとりしました」と述べると、 ヴウォジミェシュさんも「大変不思議でした! 色彩が華やかで、 (ダンスの動きが)一体となっていますね。 私のお気に入りのダンスは “黄色の花”でした」と続けた。

信仰に対する過酷な迫害について描いた演目に特に心を動かされたという。「あのシーンは中国の現状を示しています。間違いなく最も感動的なシーンのひとつでした」「そうですね、私もそう思っています」と二人で感想を共有していた。

「この公演は情感に溢れ、人を元気づけており、もしかしたら将来、神がこのような困難な状況を解決してくださるかもしれないというメッセージを伝えています」とジョランタさんが述べると、ヴウォジミェシュさんもうなずきながら、「彼ら(神)は私たち全員を待っています 」と続いた。

神韻は中国伝統文化の復興を目標に掲げている。「このように中国文化に触れるのは初めてです。しかもこんなに間近で見ることができるなんて」とヴウォジミェシュさんが述べると、ジョランタさんも「非常に新しくて面白いです」と喜びを語った。「中国文化は不思議で、神秘的で、エキサイティングだし、中国文化を探求できる人は間違いなく幸運です」

二人は最後に、神韻のアーティストたちに心から感謝の意を表した。「アーティストの皆さんに心からの敬意と祝福、そして感謝の意を表します」「素晴らしいパフォーマンスをありがとうございます」

「善良な心の大切さを伝えている」医療大手元取締役が絶賛

2024年3月12日の夜、ダリウシュ・パチコフスキーさん夫妻が、ポーランド・トルンのCKKヨルダンキ・コンサートホールで神韻世界芸術団の第2回公演を鑑賞した(麦蕾/大纪元)

「こんなに素晴らしい中国の音楽と舞踊を楽しむのは初めてで、とても感銘を受けました。 (神韻の)音楽が大好きです。天国にいるかのような体験で、観に来た甲斐がありました」

そう絶賛したのは、この日の公演を鑑賞したダリウシュ・パチコフスキーさんだ。パチコフスキーさんは以前、医療機器やテクノロジー製品を扱う大手多国籍企業で取締役を務め、現在は引退している。同企業は、米国経済誌のフォーチュン誌が毎年1回発表している、世界中の会社を対象にした総収益ランキング「フォーチュン・グローバル500」にランクインしている。

初めて夫妻で神韻を観たというパチコフスキーさん。純粋な善と美に満ちた演出がとても印象的だったという。

「私たちはわざわざワルシャワからトルンにショーを見に来ました。きらびやかで眩い色彩がとても好きです。特に中国の伝統的な要素を取り入れた音楽が非常に素晴らしく、感動的です。 交響楽団がさまざまな種類の楽器で編成されていることにも気づきました。クラシックなものもあれば現代的なものもあり、非常にユニークです」

特に二胡の独奏が気に入ったという。 「素晴らしかったです。二胡の音色はとても特別で、美しい庭園にいるような気分でした」

パチコフスキーさんが特に感動を覚えたのは、最後の演目『大円満』だ。 「最後の演目は特別でした。『心の底にある善良さを守る』というメッセージを世の人々に伝えたいのだと分かりました。これは法輪功の修煉理念からきたのだと思います」

神韻公演が広がっていくことを願っているというパチコフスキーさん。友人や家族にもっと神韻を薦めていくつもりだそうだ。「率直に言って、私は神韻が本当に大好きです。公演をもっと増やして、できるだけより多くの人が神韻を観られることを願っています」

地元企業副社長「幕が開いて最初の演目に感動」

2024年3月12日夜、ポーランドのトルンにあるCKKヨルダンキ・コンサートホールで行われた神韻世界芸術団の第2回公演を鑑賞した地元企業副社長のアルトゥール・ノヴァクさんとご家族(麦蕾/大纪元) 

この日、地元企業の副社長兼エンジニアのアルトゥール・ノヴァクさんが家族連れで公演を鑑賞した。「幕が開いて最初の演目に感動しました」とノヴァクさんは語った。

冒頭、天上の神々が創世主の号令に応え、無数の層からなる宇宙を通り抜け、人間界に降り立つ。公演はそこから古典舞踊や舞踊劇、歌曲の独唱、二胡の独奏など、約20の短い演目へと続き、文化を創造し衆生を済度する旅へと観客を誘う。冒頭から心を奪われたというノヴァクさんは、その変化に富んだ演目設計や舞踊そのものの優雅さなど、全てが印象深かったと語った。

ステージ後方の3D背景幕と演者が一体化する演出は、大きな見所の一つ。ノヴァクさんは、伝統舞踊と現代技術が融合され、驚くべきダイナミックな効果が生まれていることに特に感銘を受けたという。特に西遊記の演目で孫悟空と紅孩児が戦う場面において、この「ユニークな融合」が大きな驚喜をもたらしたと語った。

神から伝えられたと言われる中国の伝統文化を表現する神韻公演に対し、ノヴァクさんは深い敬意と賛同を示した。「ショーのすべての要素が密接に関連しており、それらが一体となって心を震撼させる芸術体験となっています。彼らの芸術的造詣に対する私の敬意と感服を伝えたいと思います」

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。