路上に「切り落とされた手」 現地当局は情報封鎖=中国 江蘇省

2024/03/31
更新: 2024/03/31

【閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。ご注意ください。

今月28日夜、江蘇省蘇州市の街中で発砲事件が発生した模様。現地当局は情報封鎖に乗り出しており、ネット情報によると1人が死亡し、1人が負傷したとされる。

「中国社会はますます平和でなくなった」とネット上では嘆きが広がっている。

同日夜にSNSに投稿された動画のなかには、車道で倒れて動かくなっている黒服の市民や、そのそばで見張りをする公安の姿があった。

ネット情報によると、発砲事件は蘇州市にある「バー」の裏口付近で発生した。飲酒後のトラブルの可能性もあり、容疑者は2発続けて発砲したほか、ナイフを使って相手の片方の手を切り落としたという。

また、別のネット情報によると、「現場では1人が死亡し1人が負傷をした」とされている。

さらには、「現場では銃の乱射があった」という説もあり、情報が錯綜している。

現地当局は事件に関する情報封鎖を行っているが、この凶悪事件に関する噂は現地ですでに拡散されている。

なかには、「来店者には防弾チョッキをプレゼントするよ」といった、事件が話題となっていることに便乗し、客を増やそうとするバーも現れている。

当該事件の関連ニュースは海外のSNSでも拡散されており、関連動画には「中国は世界一安全な国だ」というコメントが多く寄せられている。

中共当局は、何を根拠にそう言うかは不明だが、自国を「世界一安全な国だ」と自慢している。

しかし今では、中国の抱える現実に対する最大級の皮肉が、この「世界一安全な国」となっている。

 

画像は地面に落ちている「切り落とされた手」(中国のネットより)

 

(2024年3月28日夜、江蘇省蘇州市の街中で発生した発砲事件に関するネット動画)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!