5月15日、CNNは声明を発表し、今年のアメリカ大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。討論会はアトランタのCNNスタジオで開催される。アトランタは11月の選挙で重要な戦場州だ。注目すべき点は、討論会の会場には観客がいないことで、候補者が討論時間を最大限に活用できるようにするためだという。

バイデン大統領はソーシャルメディア「X」で、CNNの招待を受け入れたと投稿した。トランプ大統領は「Truth Social」に「CNNの討論会に参加することを非常に光栄に思う。対戦相手は詐欺師のジョー・バイデンだ」と投稿した。

バイデン大統領はX上で「ドナルド、あなたに任せたよ。あなたが言った通り：どこでも、いつでも、どこでも」と書いた。トランプ氏は、9月10日にバイデン大統領とのABCニュースの討論会にも参加すると述べた。まもなくして、バイデン氏もこの討論会を受け入れると「X」上で発表した。

CNNは声明の中で、討論会の司会者やその他の詳細は後ほど発表されると述べた。

バイデン選挙チームは討論会を一対一の形式で行うよう求めたが、トランプ大統領は多くの観客が参加することを望んでいると述べた。それにもかかわらず、選挙チームは観客なしでCNNの討論会に参加することに同意した。

参加資格を得るためには、候補者は「アメリカ合衆国憲法」第2条第1項の要件を満たす必要がある。

連邦選挙委員会に候補者声明を提出すること。候補者の名前が十分な数の州の選挙投票に掲載され、資格締切日までに大統領職を勝ち取るために必要な270人の選挙人票の基準を満たすこと。討論会のルールと形式を受け入れること。そして、CNNの報道基準に適合する4つの個別の全国的な世論調査で少なくとも15%の支持率を得ることが必要である。

ロバート・F・ケネディの批判

これらの提案は、独立大統領候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏（Robert F. Kennedy Jr.）については言及していなかった。いくつかの世論調査では、彼は少なくとも15%の支持を得ているとされているが、当選に必要な270人の選挙人票を獲得するのに十分な数の州の選挙票はまだ得られていない。ケネディ氏の選挙チームは、エポックタイムズに彼が「X」に投稿した記事を推奨した。その記事では、二人の候補者が彼を討論から排除したことを批判している。

ケネディ氏はその投稿で、「トランプ前大統領とバイデン大統領は、アメリカを70%の人々が望んでいない直接対決に閉じ込めるために共謀している。彼らは私を討論から排除しようとしている。なぜなら、私が勝つことを恐れているからだ」と述べている。

トランプ選挙チーム、さらなる討論を要求

トランプ選挙チームは、バイデン選挙本部へのメモの中で、2024年大統領選挙前に一連の討論会を開催するよう呼びかけた。この手紙は5月15日付で、トランプ大統領と討論することをバイデン大統領が同意したことに満足していると述べていた。

トランプ選挙チームは討論を増やすことを提案し、副大統領討論に加えて、6～9月の毎月一回の討論を行うことを提案した。しかし、5月15日午後の時点で、バイデン選挙チームは追加の討論の提案をすべて拒否しているようだ。

バイデン選挙チームは、「ドナルド・トランプは長い間討論ゲームをしてきた。ルールに文句を言い、ルールを破り、最後の瞬間に撤退するか、全く出席しない」と述べた。

トランプ前大統領はさらに、10月2日にFOXニュースでバイデン大統領と行う別の討論会をブレット・ベイアーとマーサ・マッカラムが司会することを受け入れたと「Truth Social」に投稿した。