5月25日、米国前大統領のトランプ氏が自由党の大会で演説し、その党の支持者からの票を得ようとした。同日、現職のバイデン大統領はウェストポイントの軍事学校で卒業生に対してスピーチを行い、国への忠誠を呼びかけた。
スピーチでトランプ氏は「自由党は私を米国大統領候補に指名すべきだという意見がある。それは素晴らしい提案だ。勝つためにはそうすべきだ」述べた。
5月25日の夜、トランプ氏は自由党の全国大会で初めてスピーチを行い、自由主義者からの支持を求め、「私は自由党からの支持、少なくとも多くの票を、私の過去4年間の大統領としての実績に基づいて求めている」と訴えた。
トランプ氏は、自分の政策が自由党の理念と多く一致していると強調した。これには、連邦政府の規模縮小、市場経済の支持、地政学的介入の回避、減税政策が含まれる。
また、連邦の官僚機構との戦いに触れ、「昨年、91件の異なる訴訟で政府に訴えられた。以前は自由主義者ではなかったかもしれないが、今は確実に自由主義者だ」と語った。
しかし、トランプ氏が招待された今回の演説は、自由党内で物議を醸した。演説中、会場からは賛成と反対の声が飛び交う様子が伺える。
自由意志党(リバタリアン党)は1971年に設立され、現在米国の第3の政党として、65万人以上の登録有権者を持っている。
独立系大統領候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は24日の会議でスピーチを行ったが、バイデン大統領はスピーチの依頼を辞退した。
25日、バイデン米国大統領はウェストポイント軍学校で、大統領として初めてその年の卒業生にスピーチを行った。このスピーチは、世界が不安定な時期に実施されている。
バイデン大統領は「ウェストポイントの卒業生たちが過去に直面した多くの挑戦や危険を克服して私たちを守ってきたように、皆さんも今、前例のない方法で任務を果たす必要がある」と述べた。
エマーソン大学の最新の世論調査では、トランプ氏の支持率がバイデン氏を2ポイント上回り、46%になっている。
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