日本周辺の異常な軍事動向 ロシア艦艇が津軽海峡に 中国艦艇が宮古海峡に

2024/06/19
更新: 2024/06/19

2024年6月になってから、北海道と沖縄周辺において、ロシアおよび中国の海軍艦艇が活発に活動を展開するなど、異常な軍事的動向が観測されている。海上自衛隊は警戒監視と情報収集の強化に努めている。

防衛省統合幕僚監部によると、昨日6月18日に北海道の南西部、松前町に近い大島近郊の海域で、海上自衛隊はロシア海軍のウダロイⅠ級駆逐艦「548」、ロプチャーⅠ級戦車揚陸艦「066」、そしてロプチャーⅡ級戦車揚陸艦「077」といった3隻の艦艇を確認した。

これらの艦艇は津軽海峡を通過し、太平洋へと東進するルートを取っていた。海上自衛隊第45掃海隊所属の掃海艇「えのしま」と第2航空群所属の哨戒機「P-3C」は警戒監視および情報収集活動を実施した。

 

(統合幕僚本部サイトからのスクリーンショット)

 

そして今日(19日)、沖縄県宮古島の北東約180kmの海域で中国共産党海軍のドンディアオ級情報収集艦「795」が宮古島と沖縄本島の間を通過し、東シナ海へ抜けていった。

この事態に対処するため、海上自衛隊第46掃海隊所属の掃海艇「ししじま」と第5航空群所属の哨戒機「P-3C」が警戒監視と情報収集にあたっている。

ドンディアオ級情報収集艦「795」 (統合幕僚本部サイトからのスクリーンショット)

 

 

(統合幕僚本部サイトからのスクリーンショット)