ウイグル自治区の火焔山、地面の温度が81度を記録

2024/06/26
更新: 2024/06/26

新疆ウイグル自治区トルファン市では、夏至を過ぎてから気温が急激に上昇している。特に、炎を思わせる暑さで中国の人気観光スポットの一つとなっている「火焔山」では、最近の気温は計測器の限界を超えるほどの高温になっている。6月23日には、火焔山の観光地に設置された温度計が地面の温度で81度を記録した。

新疆気象局は6月22日に高温警報を発令した。23日の昼から24日の昼にかけて、トルファン市、ハミ市などの多くの地域で気温は40度を超えると見込み、トルファン市の一部では45度以上になると予想した。

トルファンは「火の州」とも呼ばれ、特に火焔山はその極端な暑さで知られている。その周辺の山々には草木が生えず、強い日差しと熱波が特徴である。夏の最も暑い時期には、この地域の気温は47度に達し、山の頂上では地表の温度が81度になることもある。

6月23日の午後3時頃、火焔山に設置された巨大な温度計は、地面の温度が81度に達したことを示した。

2024年6月23日、新疆ウイグル自治区トルファン市の火焔山観光地に設置した温度計は、地面の温度が81度を示した(スクリーンショット)

6月24日、火焔山の観光スタッフはメディアに対して、「地表温度が81度に達し、その日の気温は40度を超えていました。ここは常に高温ですが、今年は例年よりも早くから暑さが厳しくなっています」と述べた。

高温が観光客の体験にどのような影響を与えるかについて、スタッフは「この地域の暑さは観光の魅力の一つで、暑ければ暑いほど観光客が増える傾向にあります。多くの人が特に暑い時期を知りたがっています」と説明した。

彼によれば、毎日午後3~5時が最も気温が高く、特に午後3時半~4時の間に測定したデータを高温情報として公開している。

火焔山景区の最新のデータによると、6月9日は地表温度が75度、22日には80度、そして23日は81度を記録した。

大紀元
関連特集: 中国