中国軍無人機が奄美大島北西沖を飛行、空自が緊急発信

2024/06/26
更新: 2024/06/26

防衛省は6月25日、中国(中国共産党)のWZ-7無人偵察機が東シナ海上で活動していることを確認した。この動きに対し、航空自衛隊は緊急発進を行った。地域の安全保障への影響と日中間の緊張の高まりが懸念されている。

防衛省統合幕僚監部の発表によると、6月25日午後、中国共産党軍(中共軍)所属の無人偵察機WZ-7が中国大陸方面から飛来し、日本の奄美大島北西沖の海域で旋回飛行を行った。

(統合幕僚監部)

防衛省によると、無人機は奄美大島北西沖を飛行後、反転し北進、再び東シナ海上で旋回した後に大陸方面へ北西進した。この一連の動きに対し、航空自衛隊は西部航空方面隊などの戦闘機を緊急発進させ、迅速な対応を行った。

中共軍機の領空接近は過去にも何度か報告されており、日本の防空識別圏内での無人機活動は両国間の緊張を引き起こす要因の一つとされている。

防衛省は今後も中共軍機の動向に注意深く監視を続けるとした。