中国 「襲撃は3分間以上続いた」

人を襲う凶暴なサルの大群、四川省の有名景勝地

2024/07/03
更新: 2024/07/03

先月28日、中国四川省の著名な景勝地で、ハイキング大会に参加していた女性が、サルの大群に襲われて足をケガをしたことがわかった。

「サル襲撃事件」が起きたのは峨眉山(道教や仏教の聖地)と共に「四川二大絶景」と称される瓦屋山景区である。

十数匹のサルの大群が突然、1人で歩いていた女性観光客を襲い、彼女に引っかいたり、かみついたりしたという。

サル被害を受けた劉さんによると、「襲撃は3分間以上続いた」襲われた時、現場には係員がおらず、後からやってきた他の観光客の助けがあってようやくサルたちを追い払うことができたという。

劉さんは動画のなかでサルに襲われてケガをした足を見せたが、そこにはサルの凶暴性を物語る数々の痕跡があった。

被害を受けた女性による投稿投稿(SNSより)

 

被害を受けた女性はその後、景勝地の医務室へ行き傷の手当てをしてもらい、被害を受けたことに関する補償について話し合ったが、「景勝地側は後になって、当初した約束を守らなかった」と女性は訴える。

中国メディアによると、景勝地側は女性の治療費は支払ったが、女性が求める「交通費」や「仕事を休んだ分の補償」、「精神的な補償」についてはまだ交渉中だという。

この件をめぐり、SNS上では「自分も襲われたことがある」と自身が襲われた経歴を語るユーザーも少なくない。なかには、「特に景勝地のサルたちの凶暴さはエスカレートするいっぽうだ、なんとかならないのか」「人間を襲って楽しんでいるんじゃないか」といった不安な声も上がっている。

(被害を受けた女性による投稿)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!