カナダ・ケベック州の法輪功学習者(以下、学習者)は7月13日(土)、モントリオールで反迫害25周年パレードと集会を行い、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害を人々に伝え、迫害の停止を呼びかけた。
午後2時にパレードはモントリオール中心部のカボット広場からスタートし、二つのメインストリート、セント・キャサリン通りとルネ・レヴェスク通りを行進した。沿道では多くの人々が学習者への支持を表明した。そしてパレードが旧市街のダルム広場に到着すると、集会が開催された。
反迫害活動は真・善・忍の実践
パレードに参加した学習者で元設計研究所のエンジニアの王暁華さんは、1998年8月に法輪功を学び始めた。しかし中国で法輪功への迫害が始まると不当に連行され、強制洗脳や労働教養などの迫害を受けた。中共の警官らは、法輪功をやめさせるために働き盛りの技術者を拘禁したが、王さんは屈しなかった。
王さんは、こう語った。「自分が信念を守り続けたのは、『轉法輪』で書かれている道理を確信しているからです。法輪功は善良でより良い人間になることを教えます。そしてこの本で説かれた真・善・忍の法理は、人々に心の底から信じさせ、日常生活でこの三文字を守り、実践させます」
「学習者は迫害に反対する活動でも、真・善・忍を実践しています。中共の党文化の影響で、一部の中国人は学習者が政治に関与し、中共と戦っていると誤解していますが、実際のところ学習者は真・善・忍の基準に従って良い人を目指しています。人には親切で善意を持って行動し、人々の良知を呼び覚まします。この迫害を制止するため、中共の犯罪行為を平和的かつ理性的に伝えています。中共は逆に、憎悪の扇動を利用して支配を維持してきました」
王さんによると、2006年に中共による生体臓器収奪を調査するカナダ議会の公聴会で証言した当時、彼の周りの多くは生体臓器収奪を信じず、中には嘲笑する者さえいたという。しかし今では、学習者だけでなくウイグル人やチベット人、一般人までが中共の臓器狩りの犠牲者になっていることが人々の目に明らかとなった。アメリカは最近、臓器収奪に関与した者を制裁する法案を可決した。正義感のある人々は、法輪功は素晴らしいことをしたと述べている。
不当拘禁中の叢蘭英さんの娘 母親の救援を呼びかけ
カナダ国籍の叢新苗さんは、78歳の母親・叢蘭英さんの救出を求めた。叢蘭英さんは法輪功を学んだとして中共当局から懲役4年の実刑判決を宣告されたが、この事件はカナダの外務大臣も注目しているという。
新苗さんによると、以前の母親は多くの病気、特に心臓病に苦しみ、よく失神していた。救急薬を常に身に付けていており、また第5、6椎骨の頸椎過形成で神経を圧迫し、左半身にしびれがあった。あまりの辛さに母親は生きる力を失い、家族が心配していた。しかし1997年、母親が法輪功の学習を始めて間もなく、すべての病気が治った。母親は喜びの涙を流し、家族全員が法輪功に感謝し、身内も次から次へと法輪功を学習するようになった。
しかし1999年、中共による法輪功への迫害が始まった。住民委員会の役員が家を訪れ、テーブルをたたき、母親に「法輪功は禁止だ」と怒鳴りつけた。母親は、恩知らずなことは絶対しないと法輪功をやめなかった。そのため、何度も連行され、嫌がらせを受け、2023年2月に懲役4年の実刑判決を言い渡された。
新苗さんは、「中共は、25年にわたって真・善・忍を実践する学習者を迫害してきました。数え切れないほどの家族が引き裂かれ、肉親を失っています。中共が直ちに無条件で、私の母と迫害されているすべての学習者を釈放することを要求します」と呼びかけた。
法輪功を支持する人々「全世界は中共を非難すべき」
沿道で足を止めた人々は、パレードの「真・善・忍」のメッセージに共感した。そして正義感のある多くの人たちが学習者への支持を表明した。
退職前はマネージャーを務めていたモントリオール在住のエリザベスさんは、「とても衝撃的なパレードでした。時には、大声で叫ぶよりも静かにするほうが注目されると思います。私は何度も中国に行ったことがあり、法輪功への迫害が行われていることは知っています。真・善・忍は世界にとって非常に重要で、私は皆さんの活動にとても感謝しています。全世界が中共による自国民への迫害を非難すべきです」と語った。
人材採用担当のジョーダンさんは、「真・善・忍は非常に重要です。優しさは必要であり、人間であるための基礎です。真・善・忍がなければ何もできません。迫害の停止には完全に同意します。頑張ってください!」と語った。
トロントからの観光客ヴァニルダさんと家族は、「迫害は止めなければなりません!人々は信仰のために迫害されるのではなく、信仰の自由を持つべきです。私たち全員が真・善・忍を必要とします。特に世界で多くの悪いことが起こっている時代には、より良い精神的価値観が必要です。本当に必要です」と語った。
明慧ネットから転載
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