バリ五輪3日目 日本、2個の金メダルを獲得し 首位を維持

2024/07/30
更新: 2024/07/30

7月29日のパリ現地時間、オリンピック第3日目に日本は2個の金メダルを追加した。3日間の合計は金6個、銀2個、銅4個となり、金メダル獲得数では首位を維持している。

この日、フランス、韓国、中国、イギリス、カナダはそれぞれ金2個を獲得し、オーストラリアは金1個を獲得した。アメリカは金メダルを獲得できなかったものの、合計20個のメダルを獲得し、総数でトップとなっており、金メダルの獲得数も6位に留まっている。

日本、男子体操で圧巻の逆転勝利

オリンピックの男子体操団体決勝では、6つの競技が行われ、日本と中国が激しい首位争いを繰り広げた。3つの競技が終了した時点で中国がリードしていたが、最終種目の鉄棒で、中国の蘇煒徳選手の落下ミスにより、日本が見事に逆転して勝利を収めた。最終スコアは、日本が259.594点で金メダル、中国が259.062点で銀メダル、アメリカが257.793点で銅メダルを獲得した。

2024年7月29日、パリオリンピックの3日目に開催された男子体操団体決勝で、中国を抑えて金メダルを獲得した(Photo by Jamie Squire/Getty Images)

堀米雄斗、スケートボードで金メダルを守る

オリンピック男子ストリートスケートボードでは、選手は2回のランと5回のベストトリックを行い、最終スコアはランとベストトリックの最高点を合計したもので、満点は300点である。

決勝で、東京オリンピック金メダリストの堀米雄斗選手は最後のトリックを成功させ、281.14点でわずか0.1点差で金メダルを獲得した。2位と3位はアメリカの選手が占めた。

7月29日の男子ストリートスケートボード決勝でも、堀米選手は見事な最終トリックでタイトルを守った (Cameron Spencer/Getty Images)

これにより、日本はスケートボードのストリートで金メダルを独占した。

総合馬術団体戦において、日本は銅メダルを獲得した。これは日本の馬術競技において92年ぶりのオリンピックメダル獲得であり、団体戦では史上初の快挙である。

3日間で、日本のメダル数は金6、銀2、銅4を獲得し、金メダル数で、フランスより1つ多く、トップの地位を維持している。

開催国が3日目に大きな成果を上げる

カヌースラロームの試合中、地元の1万2千人観客の熱烈な応援を受け、フランス代表のニコラ・ゲスタン選手が91.36秒で金メダルを獲得し、フランスにとってこの大会で4個目の金メダルとなった。イギリスのアダム・バージェス選手が96.84秒で銀メダル、スロバキアのマティ・ベヌーシュ選手が銅メダルを獲得した。

2024年7月29日、パリオリンピックの3日目に行われたカヌースラロームで、フランスのニコラ・ゲスタン選手が91.36秒で見事な勝利を収めた (写真提供: Justin Setterfield/Getty Images)

女子フェンシングのサーブル個人決勝で、フランスの選手同士が対戦した。第3シードのマノン・アピティブリュネ選手が15対12で第1シードのサラ・バルゼル選手を破り、金メダルを獲得し、サラ選手は銀メダルを獲得した。

2024年7月29日、パリオリンピック3日目の女子フェンシングサーブル個人決勝で、フランス代表のマノン・ブリュネ選手(右)が同じくフランス代表のサラ・バルゼ選手(左)を15-12で破り、金メダルを獲得した (Fabrice Coffrini/AFP via Getty Images)

29日、フランスは地元で金2、銀5、銅1の合計8個のメダルを獲得し、それで、3日間で金メダル5個、メダル総数は16個に達した。総数でアメリカに次ぐ2位で、金メダル数では、日本に次ぐ2位だ。

中国チーム、射撃と飛び込みで金メダル2個を獲得

オリンピック男子シンクロナイズド10メートル飛び込みの決勝で、8組の選手が最終ラウンドに進出。最終的に、中国のペア、練俊傑選手と楊昊選手が490.35点で金メダルを獲得した。イギリスのペアは463.44点で銀メダル、カナダのペアは422.13点で銅メダルを獲得した。

2024年7月29日、パリオリンピック3日目の男子シンクロ10メートル飛び込み決勝で、中国の練俊傑選手と楊昊選手が490.35点を記録し金メダルを獲得した。写真は、その決勝戦での彼らの見事な飛び込みの瞬間 (Clive Rose/Getty Images)

男子10メートルエアライフル決勝で、世界記録保持者の中国・盛李豪選手が252.2点を記録し、オリンピック記録を更新した。これで彼は今大会2個目の金メダルを獲得した。スウェーデンのビクター・リンドクレン選手が251.4点で銀メダル、クロアチアのミラン・マリチッチ選手が銅メダルを獲得した。

7月29日、男子10メートルエアライフル決勝が行われ、盛李豪選手が252.2点でオリンピック記録を更新し、個人として今大会2個目の金メダルを獲得した (Charles McQuillan/Getty Images)

29日、中国チームは金メダル2個に加え、男子体操団体、男子100メートル背泳ぎ、女子100メートル平泳ぎ、女子10メートルエアライフルで銀メダル4個を獲得した。3日間で、金メダル5個、銀メダル5個、銅メダル2個を獲得し、金メダル数では3位にランクされている。

オーストラリア、競泳女子200メートル自由形を制す

29日、オーストラリアチームは金メダル1個、銀メダル2個を獲得し、総数で金メダル5個、銀メダル4個を保持し、金メダルランキングでは4位に位置している。

女子200メートル自由形のファイナルでは、オーストラリアの選手たちが圧倒的な実力を見せ、金銀メダルを獲得。モリー・オキャラハン選手は1分53秒27でオリンピック新記録を打ち立て、金メダルを獲得した。同じくアリアーネ・ティトマスは銀メダル、香港の何詩蓓選手は銅メダルを獲得。

2024年7月29日、パリオリンピック3日目の女子200メートル自由形決勝で、オーストラリアのモリー・オカラハン選手(右)が新記録を樹立し金メダルを獲得。同じくオーストラリアのアリアーネ・ティトマス選手(左)は銀メダルを手にした (Sarah Stier/Getty Images)

射撃、韓国の強み

女子10メートルエアライフル射撃の決勝戦で、韓国の16歳のパン・ヒョジン選手と中国の17歳の黄雨婷選手が24回の射撃後、同点で激戦を繰り広げた。延長戦でパン・ヒョジン選手が0.1点の差で勝利し、金メダルを獲得した。これは韓国にとって大会4個目の金メダルである。

2024年7月29日、パリオリンピック第3日目の女子10メートルエアライフル決勝で、韓国のパン・ヒョジン選手が延長戦で0.1点差で中国の黄雨婷選手を下し、金メダルを獲得した (Charles McQuillan/Getty Images)

29日、男子アーチェリー団体戦決勝では、韓国がフランスを5対1で圧倒し、3回連続の金メダルを獲得した。フランスは銀メダルを、3位決定戦でトルコが中国を6対2で破り、銅メダルを手にした。これにより、韓国は今大会で5個目の金メダルを獲得し、金メダル数で世界5位に位置している。

2024年7月29日、パリオリンピックの男子アーチェリー団体戦決勝で、韓国はフランスを5対1で下し、この種目で3大会連続金メダルを獲得した。写真は勝利を祝う韓国チームの様子 (Julian Finney/Getty Images)

アメリカは金メダルランキングで6位、香港は10位に

オリンピック3日目の成績では、アメリカは金メダルを獲得できなかったが、銀メダル2個、銅メダル6個を獲得した。これにより、3日間で、アメリカは合計20個のメダルを獲得し、メダル総数で開催国フランスを4個上回り、メダルランキングで首位に立っている。しかし、金メダルは3個だけで、金メダルランキングでは6位である。

同日、イギリスチームはマウンテンバイクと馬術で金メダル1個ずつを獲得し、好成績を収めた。現在、金メダル2個、銀メダル5個、銅メダル3個を保持し、金メダルランキングで7位である。イタリアの選手は男子100メートル背泳ぎで優勝し、金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル3個で8位にランクインしている。カナダの女性選手は柔道と400メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個で9位である。

香港フェンシングチームは、女子エペ金メダルに続き、男子フルーレ個人でも張家朗選手が見事な逆転勝利で金メダルを獲得し、2大会連続の金メダルを手にした。これで香港はオリンピック史上で4個目の金メダルを獲得した。3日間の競技で金メダル2個、銅メダル1個を獲得し、金メダルランキングで10位に位置している。

2024年7月29日、パリで開催されたオリンピック第3日目、男子フルーレ個人決勝戦で、世界ランキング3位の香港の張家朗選手が15対14で逆転勝利を収め、イタリア選手を破り連覇を達成した(Fabrice Coffrini/AFP via Getty Images)
李熔石
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