中国湖南省は先月、台風「格美」の影響をうけて深刻な豪雨災害に見舞われた。災害から20日以上経った8月19日、現地当局(郴州市)はようやく災害被害について公表したが、ネット上でバッシングの声が広がっている。
現地当局によると、7月26~30日にかけて、台風「格美」がもたらした豪雨により、149村でのべ6万以上の世帯に停電が起き、152の村で道路が寸断され、78の村で通信が途絶えた。被災人口は12万8千人、これまでに50人が死亡、15人が行方不明だという。
しかし、中国共産党当局は、災害が起きるたびに一貫して被害情報の隠蔽を行っているため、今回の地震による実際の死傷者数も、公式発表をはるかに上回る可能性がある。
いっぽう、被災地当局による被害報告ニュースをめぐって、ネット上では「災害があったことは今初めて知った!」「なぜこれだけの災害が起きたのにSNSのトレンド入りすらしない?」といった声が殺到している。
(被災地の状況)
(被災地の状況)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。