フィリピン華人女性市長が国外逃亡  中国共産党のスパイ疑惑で

2024/08/22
更新: 2024/08/22

フィリピンのバンバン市市長であるアリス・グオ氏が国外逃亡した疑惑が報じられている。彼女には不法な海外ギャンブルの関与や中国共産党(中共)のスパイ活動への参加疑惑が持たれており、この事態は国内外で波紋を呼んでいる。

フィリピンのバンバン市市長アリス・グオ氏に関する疑惑は深まる一方である。彼女は不法な海外ギャンブルへの関与、さらには中共のスパイ活動への関与が疑われている人物だ。フィリピン上院による2度の公聴会への不出席を経て、2024年7月12日に逮捕令が出されたが、彼女はすでに国を離れていたと見られている。

報道によれば、彼女の逃亡経路は7月18日にマレーシアへ不法入国し、その後シンガポール経由でインドネシアのバタム島へ向かったとされる。フィリピンの移民局は、彼女が正式な出国手続きを経ずに国外に出た可能性を指摘している。

一方で、政府批評家や一部の上院議員からは、彼女の逃亡に政府内部の協力があった可能性を指摘している。リサ・ホンティベロス上院議員は、「政府の役人の助けがなければ、彼女が国を出ることは不可能だった」と述べ、この逃亡を容易にした責任者の特定を求めている。

アリス・グオ氏はこれまでの報道において犯罪組織との関連や中共のスパイとしての活動が疑われており、これはフィリピンの国内問題にとどまらず、国際的な問題へと発展している。特に、中国人労働者が関与するオフショアギャンブル施設の摘発や、彼女の過去の行動に関連するさまざまな調査が疑惑を深める要因となっている。

李塑
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