イタリア海軍の空母が初寄港、日本と安保面で連携強化 対中共念頭に

2024/08/22
更新: 2024/10/29

イタリア海軍の空母「カブール」とフリゲート艦「アルピーノ」が22日午前9時すぎ、神奈川県の海上自衛隊・横須賀基地に相次ぎ寄港した。日本への寄港は初めて。

インド太平洋地域で積極的な軍事活動を行う中共軍を念頭に、海自との共同訓練などを行い連携を図る狙いだ。

イタリアは昨年、海軍の最新鋭多用途哨戒艦「フランチェスコ・モロジーニ」を横須賀基地に寄港させたことに続き、今年は空母「カブール」を入港させた。

「カブール」は、2008年に就役した全長244メートルの空母で、12機のヘリコプターや8機の攻撃機を収容可能だ。最新鋭のF-35B「ライトニングII」戦闘機や「ハリアーII」戦闘機などを搭載している。

近年、ヨーロッパ諸国が中共を念頭にインド太平洋地域への関与を強める動きが目立っている。20日、ドイツ海軍のフリゲート艦と補給艦が東京・青海の東京国際クルーズターミナルに入港したほか、イギリスやフランスが空母やフリゲート艦を派遣しているほか、

そのほかにも、海自はスペインやカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールとも連携を強めている。

エポックタイムズ記者。『時事ノイズカット』の解説員。
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