日本が「幽霊艦隊」を展開して中共に対抗

2024/08/24
更新: 2024/08/24

日本は無人水上艦艇の開発を進め、中国共産党(中共)の挑発に立ち向かうための「幽霊艦隊」の配備を計画している。

米国のインド太平洋軍が支援する「インド太平洋防衛フォーラム」誌に掲載された情報によると、日本の海上自衛隊は監視能力の向上を目指して、無人水上艦艇(USV)の開発に着手している。

報告書では、日本が開発中の無人水上艦艇は、レーダーによる探知が困難で、敵の攻撃や水雷から逃れる能力を有し、完全自動運転や、母艦及び陸上基地からの遠隔操作が可能であると記載されている。

これらの無人水上艦艇は、天候に左右されずに、特定の海域で情報収集、監視、作戦支援を実施し、戦闘における新たな可能性をもたらすことが期待されている。

さらに、報告書は日本国際基督大学の国際関係教授であるステファン・ナギ氏の分析を引用し、日本は水雷戦対策と対潜能力の向上が緊急の課題であり、中共海軍による潜在的な海上封鎖への対応準備を進めていると述べている。

近年、中共海軍は東シナ海、台湾海峡、南シナ海といった緊張が高まる海域での活動を強化している。

国防関連の契約業務を手掛けるジャパン マリンユナイテッド株式会社(JMU)は、2021年から無人水上艦艇のテストを開始し、2023年には、日本の海上自衛隊が運用する最新鋭のもがみ型フリゲートを母艦として、これらの無人艦のテスト運用を進めている。

米国軍は無人水上艦隊を「幽霊艦隊」と称している。報道によれば、自衛隊は米海軍と協力し、無人水上艦艇を用いた共同訓練を行っている。