海上保安庁、過去最大の巡視船建造へ 用途は尖閣対応や大規模災害での国民保護など

2024/08/27
更新: 2024/08/27

海上保安庁は27日、史上最大規模となる多目的巡視船を建造する方針を明らかにした。

巡視船は全長約200メートル、総トン数3万トンである。緊急時には、約1000人を収容可能で、ヘリコプター3機を搭載できる格納庫も設置される予定だ。2029年度に就役する見込みだ。

用途としては、大規模災害や国民保護のほか、有事における住民避難や物資の輸送、多数の外国漁船による違法操業、尖閣諸島周辺での領海警備など。

総工費は約680億円と見積もられており、2025年度予算への概算要求に約34億3千万円を盛り込んだ。

海上保安庁が発表した2025年度予算の概算要求では、過去最大の総額2935億円で、2024年度当初予算比では12%増となっている。

大紀元日本 STAFF
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