いよいよ夏休みも終わろうとする今、夏休みの宿題は、世の小学生諸君にとっては命の次に大事なものであるかもしれない。
中国でその宿題が消えるという「大事件」が起きた。関連トピックスは27日、中国検索エンジン最大手の「百度(バイドゥ)」でトレンド入りした。
中国メディアによると、「事件」は今月25日、河南省安陽市で起きた。
この日、運の悪い(?)小学生男子の父親はラーメンを作った。熱々の鍋をそのままテーブルに置いたらマズイと考えた父親は、鍋敷きに良さそうなものを探してみたら、そこらへんに転がっていた息子の夏休みの宿題の「英語ドリル」が目に飛び込んできたという。
そこで「ちょっくら拝借する」ことになったそうだ。後に、宿題の主が帰宅し、大事な宿題がラーメン鍋の「鍋敷き」にされたことに気づき、こうして事件は発覚した。
鍋をどかすと、ドリルの表紙に鍋の黒いカス少々と、鍋の丸い跡がくっきり残ってしまっていた。そして、ドリルの中身をパラパラとめくると、なんと、どのページも鍋が置かれていた部分の「字」が全て消えていたのだ。
この「一大事」に男の子はその場で大泣きし、この予想外の大ピンチに両親も大慌てで、ネットに事情説明して助けを求めることにした。すると、「冷凍庫に入れると元に戻るよ」というアドバイスがネットユーザーから寄せられたのだ。
母親が、アドバイス通り冷凍庫に宿題を一晩入れると、消えた字が無事戻ったという。
字が消えたのは、「熱可擦(ねつかさつ)インクで、熱で透明になる特殊なペンで書いたためとされる。
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