景気低迷の中国では各地の様々な業界で「賃金未払い」が発生している。
最近、河南省濮陽市の総合病院(「濮陽清豊第一医院」)の職員が「8か月も給料をもらっていない」として賃金支払いを求めてストライキを起こしたことがわかった。
中国メディア「正在新聞」(8月30日付)は、同病院の医師の話として、「私たちは今年1~8月の給料をもらっていない。病院は職員をなだめるため8月25日頃に1千元(約2万円)ほどのお金を払っただけだ」と伝えた。
同医師によると、「今回、集団ストライキを起こす前、病院側はずっと解決策を提示せず、職員の給料を滞納するだけだった」「これまで病院は病院の資金が回らなくなったと、各部門の責任者ら個人から資金を調達しようとしていた。病院のお偉いさんたちから集めたお金は職員の給料支払いに充てられ、利子は銀行のそれより少し高いくらいだった」という。
中国メディアの取材に対し、同病院の院長室の職員は「今もまだお金がない、お金が出来次第、支払うから」と回答している。
公開情報によると、「濮陽清豊第一医院」は中規模の総合病院で、町(清豊県)の主要な医療機関である。病床数は800床。
(「給料を8カ月も支払われていない」ために、「集団ストライキ」を起こした中国の総合病院の職員たち)
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