天津市と江西省の空で「正体不明の飛行物体」が相次いで目撃され、物議を醸している。
「蠕動する黒い輪」
天津上空で8日、市民が撮影した「正体不明の巨大な黒い輪」の動画がSNSで話題になった。
この黒い輪は蠕動しながら空中をゆっくりと漂い、長時間消えなかったという。
「現地の景勝地での噴火イベントなどで形成した煙の輪ではないか」と疑う声が上がっていたが、この事態を受け、景勝地側は「その日(8日)はイベントはなかった」と一蹴している。
(天津の上空で目撃された「正体不明の巨大な黒い輪」、2024年9月8日)
「UFO?」
この謎の黒い輪が目撃された3日後(9月11日)、天津市の空には別の未確認飛行物体も目撃された。「緑色の光を点滅させ、瞬時に移動する謎の未確認飛行物体」について、その正体は「UFOではないか」と疑う声が圧倒的に多い。
「UFO」とされる謎の未確認飛行物体が確認されたこの日(11日)、天津市にある国際空港では「未知の突発事故が発生した」として、大幅な遅延や欠航が発生した。
この事態を引き起こした原因について、空港側は「ドローンのせい」としているが、世論はこの主張に懐疑的だ。
(天津の上空で目撃された「UFO」とされる謎の未確認飛行物体、2024年9月11日)
「墜落する火の玉」
天津空港が「マヒ」した日(9月11日)の午後5時過ぎ、江西省撫州市の上空にも正体不明の複数の「火の玉」が落下しているのが目撃された。その奇妙な落下過程は多くの市民がカメラに捉えられている。
動画撮影者によると、「火の玉は数十個あった」という。
別のユーザーによれば、「火の玉はとても眩しく、当時太陽がまだ空にあったが、太陽よりも明るかった」そうだ。
(江西省撫州市の上空で目撃された「墜落する火の玉」、2024年9月12日)
(江西省撫州市の上空で目撃された「墜落する火の玉」、2024年9月11日)
「墜落する火の玉」について、現地の気象当局は翌日、「原因不明」と回答している。
翌日(12日)夕方、福建省と広東省の堺地帯でも、空から降ってくる複数の「火の玉」が目撃され、カメラに捉えられた。
(江西省撫州市の上空で目撃された「墜落する火の玉」、2024年9月12日)
天津市と江西省で相次いだ「謎の物体」について、国民を納得させる当局による公式な説明はまだなされていない。
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