コロナ変異株KP.2、KP.3襲来、中国で若者の突然死増加

2024/09/16
更新: 2024/09/16

最近、中国の多くの地域で医師たちが警告を発している。新型コロナウイルスの非常に強力な変異株KP.2とKP.3が急速に広がっており、患者数は急増している。多くの医療従事者も感染した。9月の新学期の開始に伴い、学校での集団感染のリスクが高まっており、多くの地域の疾病対策センターは、個人防護の強化を呼びかけ、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を推奨している。多くの市民が、この感染の波の感染力が非常に強く、病院は満杯で、症状が重く治癒が難しく、死亡率が高いと報告しており、公式な情報は隠蔽されている。

先月から、多くの中国の医師が新型コロナウイルスの非常に強力な変異株KP.2とKP.3の襲来について警告する投稿を行っている。最近、「今日のトップ」では、突然死に関する多くのニュースが確認されており、山東省の老婦人、湖南省の退役軍人、杭州の配達員、上海の保育士、山東省の34歳の教授李増海氏などが含まれている。

中国のセルフメディアは次のように述べている。
「最近、新型コロナウイルスの陽性率は持続して上昇しており、多くの人が陽性になっている。皆さんは、新型コロナウイルスが決して消えていないことを、明確に理解する必要がある」

新型コロナウイルスの変異株が急速に広がる中、中国の多くの病院では患者が急増しており、医療従事者も感染している。

吉林市の住民、趙強(仮名)さんは、「年老いた体力の弱い人々や医師も感染している。発熱、鼻水、全身の痛みがあり、私はこの2日間、病院に入院中だ。呼吸器科には多くの患者がいる」と語る。

山東省威海市の住民、楊さんは、「ウイルスが新たな変異を遂げ、死亡率が非常に高くなっている。道を歩いていると突然倒れてしまい、救助が間に合わないこともある。30代から28、29歳の若い人たちも多く、その割合は高い。私の同僚も最近食事中に倒れてそのまま亡くなった。医者には厳しい規定があり、真実を教えてくれないので、とても恐ろしい」と述べている。

多くの地域で市民が報告しているのは、現在、この波は感染力が非常に強く、重い症状を引き起こすことがあり、主に喉に影響を与え、回復が難しいということだ。病院は満員で、周囲では突然死や心血管疾患、白血病の患者が急増している。

山東省泰安市の市民、楊さんはこう語る。
「これは新型コロナウイルスだと思う。多くの人が喉の調子が悪く、発熱があり、今回は非常に頑固で、半月以上も改善しない。診療所では点滴を受ける人が多く、重症の患者もたくさんいる。最近の死亡率はかなり高く、私の周りにも年配の人や若い人がいる」

鄭州市の市民、劉さんは次のように述べている。
「小学校や中学校でも感染が広がっている。発熱や喉の痛みがあり、重症化して入院する人も増えている。病院は混雑していて、新型コロナウイルスとは言わないことが多い。最近は原因不明で亡くなる人が多く、60代や70代、50代の人もいる」

市民が報告しているのは、最近、周囲の若い人たちが突然死する現象が顕著に増えているということだ。

山東省煙台市の村民、曹さんは次のように述べている。
「私の周りには30代、40代、50代の人が多く、心筋梗塞で突然亡くなる人が増えている。この割合は以前には見られなかったものだ」

8月23日、黒龍江省ハルビンで90年代生まれの青年が病院の救急外来に行った際、医者の足元で突然亡くなり、周囲を驚かせた。

病院の医師は、「ちょうど昼休みに食堂に向かう途中、総務課の同僚と一緒に、患者が突然倒れるのを目撃した」と語っている。

さらに、8月9日~9月3日の間に、中国では少なくとも5人の若い学者が突然亡くなった。その中には、34歳の山東大学エネルギー・動力工学部の教授、李海増氏や、47歳の復旦大学附属小児科病院感染症肝病科の「クルバンジャン・アブドゥシクール副主任医師」などが含まれている。

先月、遼寧省の多くの地域で洪水が発生し、その後に感染症が広がった。村民からの情報によると、ある村の感染症は非常に深刻で、山間部の農村では医療が不足しており、村民は耐え忍んでいるとのこと。

遼寧省の村民である張さんは次のように語っている。
「私は今、風邪をひいていて、頭がぼんやりして、痰が出る。多くの同僚も同じような症状を抱えており、互いに感染し合っている。みんなこの状況に慣れてしまい、あまり気にしなくなった。国も今のところ何の対策も講じていない。私たちの地域は山の中にあり、病院に行くのも不便で、薬を買う場所もない」

9月11日、中国共産党(中共)疾病予防管理センターは、8月の全国における新型コロナウイルスによる死亡者数が18人で、7月の報告から16人増加したと発表した。しかし、民間ではこのデータは大幅に改ざんされているのではないかと疑問視している。

時事評論家の李林一氏は、「中共は感染症に関する問題について、常に偽情報を流している。最初からずっと偽ってきており、現在の新型コロナの死亡者数を見ても、全く合っていない。つまり、これらの情報は確実に隠蔽されている」と述べている。

9月6日、『ネイチャー』誌は国際研究チームによる最新の研究結果を発表した。この研究によると、中国で収集された461匹の死亡動物サンプルのうち、412匹は毛皮養殖場からのもので、125種類のウイルスを検出した。その中にはコロナウイルスも含まれており、11種類のウイルスは人間に感染したことがあるという。

ウイルス学者たちは、これらの養殖場が、感染症の温床になっていると警告している。この報告は、一般市民の間に不安と恐怖を引き起こした。