社会問題 危険な中国食品

染色されたニセモノの鶏肉 「烏骨鶏」=中国

2024/10/01
更新: 2024/10/01

中国重慶市の女性がネットから「格安価格で」購入した「烏骨鶏」が、洗うと脱色することがわかった。

なお、「烏骨鶏」とは皮膚・肉・骨が暗紫色をしているニワトリの一品種で、当然ながら、洗っても、煮込んでも「脱色」することはありえない。

購入者の女性によると、「23日、2日前にネットから4羽88元(約1800円)で購入した烏骨鶏を調理しようと、水洗いしたところ、洗面器のなかの水が黒色に染まった」という。

「脱色」の異常事態に愕然した女性はさっそく購入した業者に連絡をしたところ、「これは正常な現象だ」といわれるも、30元(約615円)の補償を承諾してくれたそうだ。

それでも、女性の家族は「この鶏は絶対何かおかしい」と勘繰り、「食べる勇気がない」という。

「脱色する烏骨鶏」のニュースは中国SNSで拡散され、「4羽で88元は安すぎる、絶対何かがある」「ホンモノの烏骨鶏は脱色しない、明らかに染色された偽物だ」とする意見が圧倒的に多い。

確かに「中国では」ありえないことでもない。とは言うものの、どんな「染料」で染色したのか、それによって健康被害が出ないのか。

中国の食品の安全性に関する「スキャンダル」は後を絶たず、それを生み出す社会道徳の欠如を憂慮せざるを得ない。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
関連特集: 社会問題