社会問題 「いやでも臓器収奪や人身売買を連想」

連休中の景勝地1か所だけで失踪児童130人=中国

2024/10/08
更新: 2024/10/08

今年の10・1大型連休中、30万人の観光客が殺到して大混雑した広東省深セン市の景勝地「大梅砂ビーチ」では、わずか3日(10月1~3日)のうちに130人もの子供が失踪したことがわかった。

中国共産党官製メディア「北京青年報」などが伝えた。この130人のうち、何人見つかったのかに関する後続報道はまだない。

他の景勝地でも「子供が失踪」する事態が相次いでおり、「ただの迷子ならいいのだが、イヤでも臓器収奪人身売買被害に遭ったのではないかと連想してしまう」という声が圧倒的で、不安が広がっている。

子供が路上でさらわれたり、車の中に無理やり押し込まれて拉致されたり、学生を尾行してドラッグを嗅がせて気絶させて連れ去ったり、といった実際の「人さらい」現場を捉えた監視カメラ映像は、中国SNSでも多く出回っていることもあり、「迷子=失踪=さらわれた=臓器収奪・人身売買」とイヤでも連想してしまう人は多い。

下に「街を歩いていた女性が、そばに来た赤い車に押し込められ、一瞬のうちに拉致される」という内容の映像を添える。被害女性は抵抗する間も与えられずに、車の中へと引きずり込まれた。犯人らの「手際の良さ」には、息を吞むばかりだ。

 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!