中国の病院ではどの科にも「売上ノルマ」が設けられ、基本給の安い医師は過剰な処方および過剰医療などを行い、そのキャッシュバックをもらう。これは中国においては誰もが知る常識である。
今月6日、湖南省に住む男性は、病院には「5万元(約105万円)しかないとはっきり告げたのに、32万(約675万円)近い請求が来た」と、SNSを通じて訴えた。
男性の父親は胃がんを患い地元の病院(「湖南腫瘤医院」)で治療をする際に、担当医師に対して「5万元しか出せない、それで治らなければ、家に帰る」とはっきりと告げていたという。
それなのに、医師は「手術をするよう」勧め、一度危篤状態になり、ICUにも入った。その当時は「治療費のことは心配しなくていい」と病院から言われていた、という男性。しかし、後々「約32万元の実費がかかった」として当初申告の「持ち金」5万の約6倍以上の医療費を請求され、いまは毎日のように「支払え!」と病院から催促されていると男性は訴えている。
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