中国 身近に潜む「漏電」リスクにご用心を!

中国の集合住宅敷地内で遊んでいた子供が「感電死」 漏電していたライトに接触

2024/10/15
更新: 2024/10/15

今月7日夜、中国福建省アモイ市の集合住宅敷地内で遊んでいた男児(12歳)が芝生付近の漏電した足元ライト(高さ約20cm)に接触して感電死する事故が起きた。

関連トピックスは13日、中国検索エンジン最大手の「百度(バイドゥ)」でトレンド入りし、物議を醸した。

当時の状況について、死亡した子供の父親が中国メディアに明かした。それによると、事故の日の20時ごろ、息子は集合住宅の敷地内で、数人の友達とかけっこなどして遊んでいた。その時自転車が通りかかったため、息子は道を譲ろうとして道端の足元ライトに触れて感電し、そのまま倒れたという。

「漏電事故は管理企業の過失によるものだ。漏電したランプには漏電防止装置もアース線もなかった、このような事故が起きるのは時間の問題だった」と父親は怒る。現在、事故について管理会社が全責任を負うことで合意に達しているという。

「子供たちは外で遊ぶ時は、足元ライトや噴水、エアコン室外機、電気蚊取り器ライトなどの危険な設備から離れて遊ぶように」と死亡した児童の父親は注意喚起している。

中国のマンションや集合住宅地(日本で言うところの団地に似ている)では、ずさんな管理やメンテナンス不足が引き起こす各種事故(エレベーター故障、敷地内の危険個所への転落など)が絶えない。経済の不況が生じると、管理側は、メンテ費用を最初に削るという傾向にあるという。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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