社会問題 邪気が充満する中国社会

【動画あり】見知らぬ人同士の間で「殺人」 きっかけは「ペットボトル1本」?

2024/10/21
更新: 2024/10/21

【閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。

ご注意ください。

 

19日午後、中国重慶市の街中の衆人環視のなかで、「殺人(未遂?)」が起きた。

ネット情報では被害者は「死亡」。加害者(店長)や被害者(買い物客)は面識がなく、きっかけは「ペットボトル飲料水1本」をめぐるトラブルだという。店長はカネを払ってないのに「払った」と言い張る買い物客を、中華包丁を使って「殺した」と巷で噂だという。

いっぽう、現地公安当局は「被害者は(まだ?)死んでいない」と主張。加害者については、「過去に精神内科へ何度も通院しており、取り調べの際に精神錯乱を起こしていた」という。

「社会報復」と思われる凶悪事件を起こした容疑者はたいてい「精神病(当局主張)患者」とされてきたため、今回の当局発表については「やっぱりね、要するにまた精神病患者による犯行ということにしたいのか」と世論は冷ややかだ。

ネットに流出した事件当時の映像は、見ている誰もが加害者の「狂気」に震撼する。あれだけ生身の人間に向かってナイフを容赦なく、何度も振り下ろせば、相手は死なずとも重傷だ。

 

(事件当時の様子)

 

邪気が充満する中国社会

過去数十年にわたる中共による憎悪に満ちた洗脳教育の結果、現代の中国社会は敵意や邪気に満ちている。これに加え、近年の中国の経済不況や失業率の高止まりなどにより、民衆の生存に対するプレッシャーがかつてないほどまでに高まっている。その結果、ささいな事でも「暴走」してしまうケースが後を絶たない。

このような事態は、過去にはなかっただけに、ネット上では嘆き声が広がっている。

「わずか2元(約42円、飲料水)だ。人を殺して残りの人生を台無しにする必要など全くないのに」

「些細なきっかけでも後先考えずに暴走し、制御不能になるほど、加害者のほうも、人生を追い詰められているということか」

「もう安心して街も歩けない!」

「この国どうなってしまったの?」 

2021年5月22日、大連市街で無差別に歩行者を轢き殺す社会報復事件が発生。犯人の劉東は2023年4月7日に死刑執行された。(事件現場の防犯カメラ画像、中国SNSより)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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