[シドニー 25日 ロイター] – オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と豪調査会社ロイ・モーガンが25日発表した10月のニュージーランド(NZ)消費者信頼感指数は91.2で、前月の95.1から低下した。現況と見通しを示す指数が悪化し、4カ月ぶりのマイナスとなった。
100が楽観と悲観の分岐点。
ANZのチーフエコノミスト、シャロン・ゾルナー氏は「雇用不安が不確実性を高めており、金利の緩和は多くの世帯にとってすぐに安心材料とはならないだろう。また短期的には乗り越えるべき課題がなお多い」と述べた。
ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)は8月、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を2020年3月以来初めて引き下げ、今月にはさらに50ベーシスポイント(bp)引き下げて4.75%とした。
ゾルナー氏は、利下げが経済に「浸透するには時間がかかる」と述べた。
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