投開票が行われている衆院選は、自公両党が定数465の過半数233議席を確保できるかどうかが最大の焦点だ。
各種報道機関の出口調査によると、自民が単独で過半数の確保は困難で、自公も過半数に届くか微妙なラインだ。立憲、国民が躍進する見通し。NHKなどが報じた。
最近では、自民党が非公認候補側に2000万円を支給していたことが選挙戦最終盤に発覚するなど、与党に逆風が吹いている。
自民党内には与党で過半数に届かなかった場合、今後想定されるシナリオとして、政権を維持するために連立を組む可能性や、政治資金をめぐる問題で非公認とした議員らの協力を取り付ける可能性がある。ただ、日本維新の会の馬場伸幸代表や国民民主党の玉木雄一郎代表は連立政権に加わる可能性を否定している。
また、政権交代が起きなくても石破氏が退陣する可能性がある。自民党内で「石破おろし」が強まり、石破氏が辞任に追い込まれるかもしれない。もし、そうなった場合、後継となるのは決戦投票を争った高市早苗氏が首相となる見込みだ。
2007年に安倍晋三元首相が過半数を割ったことが決まった後、2ヶ月後に退陣。1998年には橋本龍太郎元首相が開票日当日に退陣している。
また、もう一つのシナリオとして、少数与党でも政権を運営していく可能性がある。ただその場合、国会で案件ごとに各党に賛同を求める必要があり、厳しい道となりそうだ。
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