元大統領の選挙顧問であり、元米国外交官のバート・マルコイス氏(Bart Marcois)は、10月25日に新唐人テレビのインタビューを受け、米国の大統領選に関する最新の選挙情勢や様々な現象について分析した。
米国の大統領選が近づく中、複数のメディアが中共が選挙に影響を与えようとしていると報じ、候補者であるトランプ氏とハリス氏が標的となっている。連邦捜査局(FBI)は現在、中共に関連するハッカーグループを調査しており、このグループは米国のベライゾン(Verizon)の携帯電話システムに侵入し、トランプ氏とその副大統領候補の携帯データを盗もうとしている。
マルコイス氏は、中共が米国の未来の大統領に関する様々な事務や詳細にまで興味を持っていると考えている。
マルコイス氏は、「彼ら(中共)は当然、人々が話している機密情報や政策問題、個人的な出来事を探ろうとしている。もし彼らが人々、特に未来の大統領の周囲にいる人々に影響を与える方法を見つけることができれば、それは非常に価値のある情報となるだろうう」と述べた。
最近、「ロサンゼルス・タイムズ」と「ワシントン・ポスト」が珍しく候補者を支持しないと発表した。マルコイス氏はこれに驚きを感じており、ニクソン時代以来、これらの二大メディアは常に民主党を支持してきたことを指摘した。
マルコイス氏は次のように述べている。「支持しないということは、『私たちはカマラ・ハリスの政策を受け入れられず、トランプも好きではないので共和党を支持することはないが、これらの人々が本当に嫌いだ』という意味だ」
25日、トランプ氏は世界で最も人気のあるポッドキャストのホスト、ジョー・ローガン氏のインタビューを受けた。また、著名なポップ歌手ビヨンセさんはカマラ・ハリス氏と共にヒューストンでステージに立った。27日には、トランプ氏がニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの集会に出席し、民主党の強力な拠点であるニューヨーク市中心部での票集めに臨んだ。マルコイス氏はこれを「歴史的な出来事」と見なしている。
マルコイス氏は次のように述べている。「これはチケットが完売した大規模な集会であり、盛大なイベントだ。場所は民主党が根を下ろしているニューヨーク市中心部で、トランプ氏は依然として満員の観客を引き寄せることができるのだ」
今年の選挙は非常に激しく、ハリス氏とトランプ氏のどちらが勝つのか注目されている。マルコイス氏は、トランプ氏が一般投票(popular vote)でも勝利する可能性があると考えている。
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