2024年9月1日に掲載した記事を再掲載
最近、中国西安市の西北大学で行われたマルクス主義原理の授業中に、学生が抗議する様子が動画に収められ、注目を集めている。この動画には、マルクス理論を「馬鹿げた理論」と批判し、自身が中国共産党(中共)のメンバーではないことを明言した学生の声を鮮明に記録している。
動画の中には、西安西北大学の「マルクス主義原理」の授業中に、スマートフォンを操作したり、雑談している学生たちの姿が映っており、多くの学生が講義内容に興味を示していない様子が見受けられる。その中で、一人の男子学生が突然、「私は中国共産党の党員ではない。共産主義を信じていないし、共産党も好きではない。こんな馬鹿げた理論を学ぶのはうんざりだ!」と叫んだ。
中国共産党の洗脳教育に、みんなうんざり
「マルクス主義原理」と称されるこの科目は、中国の大学生にとって必修科目であり、中共が政治的手段を用いて学生を洗脳するための授業であり、独裁的な支配を強化するための道具とされている。そのため、学生はこの授業を強制的に受けることを求められている。
多くの学生は、これらの「洗脳」授業を退屈で無意味だと感じており、時間の無駄だと考えているが、試験に不合格になると卒業証書を取得できないため、仕方なくこの課題に取り組まざるを得ない状況にある。
江西中医薬大学科技学院の学生は、「医学生として、政治の授業ではなく、私はもっと医療に関する知識を学ぶべきだと思う。学校のカリキュラムには本当に困惑している」と述べている。
また、江西農業大学の学生は、「この授業は『マルクス思想の偉大さ』を広めるために設けられており、私たちに『中国共産党の思想の正当性』を植え付け、共産党の方針に従わせるものだ。1回の授業は1時間半もあり、私にとっては苦痛だ。先生は学生に毎回出席するよう求めており、出席しないと期末の単位が2点引かれる。他の授業はそれほど厳しくない」と語った。
共感が続々
この動画はインターネット上で大きな話題を呼び、多くのネットユーザーが共感を示している。
「大学でこの授業を受けたとき、クラスメートは皆スマホをいじっていて、階段教室(階段状に座席を設けた)ではほとんど授業を聞いている人がいなかった」
「最初はうんざりしていたが、後には、特に気持ち悪く感じた!」
「私が大学の時も、200人の教室で毛沢東や鄧小平を批判していた」
「共産主義を信じる人は頭に問題がある」
「皆、心の中では分かっているが、そのことを口に出すのをためらっているだけだ」
「マルクス理論は元々無価値であり、識別能力と考えを持つ人は皆知っている。授業を受けることは他人を騙すことに過ぎず、自分を騙すことでもある」
「これは良いことだ。少なくとも2000年代生まれの人たちは立ち上がって言う勇気がある」
一方、この学生を心配する声も上がっている。 「この子は勇者だ。おそらくすでに退学処分を受けているだろう」
あるネットユーザーは、「私に連絡してください。留学を手配するから、全て無料で、海外行きの航空券も支援します」と述べている。
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